2018年12月18日 (火)

気分転換 Fairy Tailへ申し込み

体を動かすことがずっと好きだったので、今の状況はあまり幸せとは言えません。
滋賀の朽木で開催されるfairy Trailというトレランの大会は以前から出たいと思っていたのですがなかなか都合が合わずに見送ってきましたが来年は今のところ予定が合いそうです。
ということで、早速申し込みました。
6月30日なので、それを目標に治療とリハビリに専念しようと思います。

2018年12月17日 (月)

研究者・留学生のためのアメリカビザ取得完全マニュアル 大藏 昌枝著

研究・留学生向けのマニュアルですので、各教室に一冊位ずつあってもいいかな、と思います。

ビザを取得するのは特にトランプ政権に移ってからはちょっと苦労するかも知れませんが、できるだけ多くの人に留学を経験してもらいたいです。
そういえば、友人でOビザの人がいたけど、あれは格好いいですね。。。

第1章 アメリカビザの基礎知識

1-1 ビザとは何か?

1-2 アメリカのビザにはどんな種類があるのか?

1-3 新規取得の大まかな流れ

1-4 入国・滞在時の注意

第2章 F-1学生ビザ

2-1 F-1学生ビザとは?

2-2 F-1ビザの取得方法と必要書類の準備

2-3 F-1ビザの面接

2-4 入国・滞在時の注意

第3章 J-1交流訪問者ビザ

3-1 J-1ビザとは?

3-2 J-1ビザの取得方法と必要書類の準備

3-3 J-1ビザの面接

3-4 入国・滞在時の注意

第4章 その他のビザ

4-1 その他のビザ

4-2 H-1B 専門職ビザ

4-3 E条約ビザ

4-4 L関連会社間移動ビザ

4-5 O特殊技能ビザ

Q&A―アメリカビザに関したよくある質問にお答えします

2018年12月16日 (日)

運気の下降

運気の流れというのは、僕の場合、間違いなくあります。他の人はどうなんでしょうか?
僕の方は10日ほど前に骨折し、その後、クレジットカードがスキミングされてしまったことで、カードが使えなくなりました。さらにANAの会員証とも連動しているので、その点も随分不便です。
そんな状況で、ISDS2018という皮膚科の学会に参加するためにウィーンへ向かいました。僕は代替度の出張での薄着です。というのは移動は走ることが多いので、外に出ていても体があまり冷えることがないからです。ということで、今回、骨折していることを忘れてウィーンに行ったら、なんと雪が降ってました。こっちはヒートテックの長袖と薄手のダウンしかなくて、凍える思いでした(これに関しては運気の問題ではなく自業自得なのですが)。そうこうしているうちに寒さのためか風邪をひきました。
そして極めつけが帰国のときで、雪のために滑走路が使えないとかでウィーン発フランクフルト行きの飛行機が3時間ほど遅れとなりました。
そして、フランクフルトに着いたら関空行きの直行便は既に飛び立っていました。本来はこれに乗って帰国し、大阪でアレルギー講習会の座長と講演をする予定でしたが、大変申し訳ないことにキャンセルせざるを得ないことになりました。
関係者の方々に心よりお詫び申し上げます。
事態はそれで収拾せず、ルフトハンザのservice counterはキャンセル関連でごったがえしていて、小一時間またされ、そしてcounter deskでは、「代行便は明日までない、他の座席は全て埋まっている」との一点張り。さすがにこっちもそんなことはなかろうと、粘りに粘って漸く羽田経由の便をなんとか当日中に取ってもらえました。
ということで、本来は午前九時前には大阪に到着予定だったのが、夜の6時になってしまいました。これでも一日遅れにならずにまだ良かったのですが、下降した運気はしばらく戻ってくれそうにありません。
こういうときは、外に出ずに、じっとするようにしています。ただ、この一週間はまだいろいろと仕事がありますね。。。その次の週はちょっとゆっくりできそうなので運気を回復させたいとおもいます。
あと、ヨーロッパに出張に行って気付いたのですが、僕はいま骨折をしているので三角巾をつけてキャリーバッグをひいて移動していますが、機内で荷物を上げ下げするときなど、すぐにヨーロッパの方は手伝ってくれます。一方、日本の男性(とくに中年)は冷たい人が多いですね。僕だったらどうかなあ、などと考えさせられることが多いこの10日です。見える世界が全く変わってしまいました。これも良い社会勉強になっているような気がします。
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ウィーンでは、慶応の天谷先生にシュニッツェル発祥のレストランでごちそうしていただきました。ということで、いいこともありました。
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京大皮膚科でポスドクをしていたJudithと久しぶりに再会しました。ドイツの企業で頑張っているようでした。
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会長招宴会は雰囲気のいいところでの晩餐でした。由緒正しいところらしいのだけど、どこかもさっぱり頭に入りません。そういうことを全く意に介さないのが僕の素養のないところです。

2018年12月15日 (土)

がん免疫療法の誕生 科学者25人の物語 Neil Canavan著 河本宏監訳

通読してからコメントを書こうと思っていたのですが、仕事が溜まっていてちょっと遅れてしまいそうなので、途中までしか読んでませんがupすることにします。

これまでいかがわしいと思われていたがん免疫療法がいかに市民権を得ることができたかに関する歴史が25人の科学者へのインタビューに基づくオムニバス形式の物語で綴られています。

こういう本ってそういえばあまりなかったですよね。日本人も本庶先生はもちろんですが、坂口志文先生など度々登場します。

ちょうどノーベル賞の受賞テーマと重なっていて、監訳者の河本先生は引きが強いですね。。。そしてお値段も2000円台と医学関連書にしては破格の安さです(とかいいながら、僕は河本先生に頂いたのですが)。医学やサイエンスに関係ない人でも楽しめる内容になっていますので間違いなく万人にお勧めです。
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以下、目次を。僕がもともと知っていた先生は6名のみでした。
セクション 1 CTLA-4
第1章 ジェームズ・アリソン
CTLA-4を発見:免疫チェックポイント阻害薬の開拓者
第2章 ジェド・ウォルコック
イピリムマブ臨床試験を先導
第3章 アクセル・フース
がん免疫療法における治療効果判定法の見直しを提唱

セクション 2 PD-1
第4章 本庶 佑
PD-1を発見
第5章 ゴードン・フリーマン
PD-1のリガンド,PD-L1を発見
第6章 スザンヌ・L・トパリアン
抗PD-1抗体の臨床試験を先導

セクション 3 免疫監視機構
第7章 ロバート・シュライバー
免疫監視機構の存在を証明

セクション 4 ワクチン
第8章 ドルー・パードル
GVAX:がん細胞を用いたがんのワクチンを開発
第9 章 エリザベス・ジャフィー
GVAXで膵臓がんに挑戦

セクション 5 基礎的な発見,概念実証
第10章 ラルフ・スタインマン
樹状細胞を発見
第11章 タック・マック
T細胞受容体を発見
第12章 フィリップ・グリーンバーグ
養子免疫療法の開発
第13章 スティーヴン・ローゼンバーグ
養子免疫療法の元祖

セクション 6 キメラ抗原受容体発現T細胞(CAR-T細胞)
第14章 ジーリグ・エシュハー
CAR-T細胞の創始者
第15章 パトリック・フー
CAR-T療法の固形がんへの応用に挑戦
第16章 カール・ジューン
CAR-T療法で白血病を治療
第17章 ミシェル・サデライン
臨床応用に向けたCAR-T療法の技術開発

セクション 7 ビジネス・アット・ザ・ベンチ:1個のタンパク質,1個のウイルス
第18章 パトリック・バウエル
二重特異性抗体の開発
第19章 ロバート・コフィン
腫瘍溶解性ウイルス療法の開発

セクション 8 制御性T細胞(Treg)
第20章 坂口志文
制御性T細胞を発見
第21章 ジェフ・ブルーストン
制御性T細胞を用いた細胞療法を開発

セクション 9 細胞とシグナル:良くも悪くも
第22章 デヴィッド・マン
IDOの免疫系での作用を解明
第23章 ドミトリー・ガブリロヴィッチ
骨髄由来抑制細胞(MDSC)の発見
第24章 トム・ガジュースキー
インターフェロン遺伝子刺激因子(STING)をがん免疫療法に応用
第25章 ロランス・ジトヴォーゲル
マイクロバイオーム(腸内細菌叢)を用いてがん免疫療法を強化  

未病

これからは病気になる前に、それをいかに防ぐかが重要になります。そういう意味で、食生活や喫煙などの日常生活に配慮するだけでかなりの部分が実現可能です。
一方で、医療の進歩を利用することも重要で、そのひとつがワクチンな訳ですが、HPVワクチンに対する誤った理解がいまだにはびこっていることに対して、怒りをこえてあきれてしまいます。
こういう記事も散見されているのに、どうして何も動かないのか。。。
ただ、インフルエンザのワクチンに関しては、どの程度しっかりしたエビデンスがあるのか不明(自身の勉強不足もあり)。インフルエンザよりはHPVやHBVのワクチンをキチンとすべきです。以前アメリカで臨床をやるときに、HBVの抗体価が上がっていないため、日本は後進国扱いされた当時とあまり変わってないのが残念。

2018年12月14日 (金)

皮膚関連の学会 in Singapore

宣伝です。
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シンガポールのA*Star、日本側は皮膚の会と日本研究皮膚科学会の共催です。travel grantもきちんと用意されていますので興味のある方はご参加ください。

2018年12月13日 (木)

免疫学会 スローライフ

今年の免疫学会は山本一彦会頭のもと、博多で開催となりました。京都とならび僕の最も好きな街、博多。学会も大切なのですが、うまい料理にも目が離せません。そして、本当だったら、甥っ子達と少しでも会いたかったのですが、肩がどうにもならないのでおとなしくしてました。
免疫学は、ノーベル賞を受賞された腫瘍免疫のみならず、代謝・神経など複合領域と共に成長していっていることを強く実感しました。ここ最近毎年参加者が減る傾向でしたが底を打ち、今年は大幅増加のようで、何よりです。いろいろな学術領域がありますが、免疫は疾患と切っても切り離せませんから。
骨折してから一週間が経過しました。服を着替えたり髪を洗ったり、歯を磨く、食事をする、といったあらゆる日常がどれも普段の何倍も時間を要します。さらに2−3km離れた距離であれば10分ちょっとで移動できたのに、いまはタクシー生活だし、また、エスカレーターなんて使うこともなかったのに、使わざるをえず、しかも荷物があるときはのろいエスカレーターの上でじっとしているしかありません。
うーん、なんともスローライフ。ちょっと意味が違いますが。
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会長招宴会のあと、不思議なメンバーで二次会!かつて行きつけだった「しん進」へ。
懐かしい味。そしてやはりうまい。

2018年12月 9日 (日)

戌会

今年の干支が戌年ということもあり(私は1970年生まれの戌年)、京大で戌年のメンバーで飲み会を開催しました。
大学近くのボタンという雰囲気もよくかつイノシシの肉などのジビエもそろえた居酒屋さんです。
同学年だと先輩後輩など日本特有の上下関係もないので、気軽な会ですのでこれからも定期的に開催予定です。
石川達三の「四十八歳の抵抗」を購入しました。今、他に読みたい本があるのでいつになったら着手できるかわかりませんが、四十八歳の間には読んでおこう。
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骨折前日に開催されました。
次の日は朝、学生さんに講義、その後外来をやり終えた後で、学外の会議に参加した後に、大学へ走って戻っているところで悲劇が起こりました。
ちょっと予定を詰め込みすぎだったのかもしれません。

実現するまで願い続けるといつか実現する

骨折の方ですが、今日で手術してから4日目です。いろいろな事に慣れてきました。
それでも入浴や着替え、歯磨き、食事などいろいろな日常の作業に時間がかかります。これを機に左腕を徹底的に鍛えてみようと思っています。
あとは、一ヶ月はジョギングできそうもないので、ゆっくり足には休足してもらうつもり。
ある意味いい機会になりました。
(という感じで僕は常にポジティブに物事を考える性格です)
今朝、「改正研究開発力強化法」という法案が通ったというニュースを知りました。
ざっとしかチェックしていませんが、日本の研究においては良い方向に向かっていると思います。
この10年間、ノーベル賞受賞者をはじめ多くの見識者が訴え続けてきたことが漸く少しですが身を結んだ気がします。
途中で諦めてしまったら終わりで、実現するまで願い続ける・訴え続ける・努力を続けることが実現に繋がる、ということですね。当たり前の事ですが、でもそれはとても大切なことです。
戦中戦後や学園紛争を経験した人達とそれ以降の我々以下の世代の大きな違いは、そういう自分のやりたい事を実現させる事への執着の違いかなあ、と。
今回の法案の可決も結局それを支えてくれたのは僕らの上の世代であり、本当は僕らの世代が立ち上がらないといけなかったはずで、頼れるお兄さん・お父さんに任せっきりなのは恥だなあ、と思います。

2018年12月 8日 (土)

骨折

先日骨折しました。
大学の近くで会議があり、それが終わって意気揚々と大学へ走って戻っている途中(鴨川沿い)でした。
これまで山で走っていてこけてひやっとしたことは何度もあるのですが一度もケガをしたことはなく、それなのに、普通の平地でこけました。
まさかこけるとは全く思っていなかったところで、一体に何が起こったのか訳がわからないくらい一瞬の出来事でした。
顔面から地面にぶつかるのは避けようと体をひねって受け身を取ろうとしましたが間に合わずに肩(と右側頭部)から地面に叩きつけられ、一瞬意識を失いそうになりました。
5分くらい動けなくて、そのあと、ふらふらと大学に戻り、多分肩の骨は折れているだろうなあ、と思って整形外科医の友人に連絡し、そのまま救急外来へいきました。
X線をとってもらって、骨折が確認されて、緊急で手術をしてもらいました。
鎖骨が折れ、その遠位側が粉砕骨折していたのですが、完璧に修復して頂きました。
関係者の方々にこころよりお礼申し上げます。。。
おかげで今はいくつかの不自由はあるもののほぼほぼ通常の生活を送れています。
3−4週間は安静するようにと強く言われています。「医者が一番コンプライアンスが悪い」のだそうです。全くその通り。
気をつけます。
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チタンプレートで固定して頂きました。

2018年12月 4日 (火)

西川伸一先生とNat Immunolのeditor Zoltan Fehervari先生のセミナー

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臨床医や研究者の方で興味のある方はどうぞ。

EXPERT DERMA

協和発酵キリン株式会社が立ち上げているサイトですが、皮膚の基礎・臨床研究に関する論文の紹介を定期的に行っています。
その監修に携わっていますが、毎回結構面白い論文を紹介していると思いますので興味のある方は是非どうぞ。
登録してしまえばあとは無料です。
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2018年12月 2日 (日)

あこがれの先生との再会 日本皮膚科学会東京支部総会

何人とは言いませんが、研究を始めてからこれまでの間に「かっこいいなあ」と憧憬の念を抱く研究者がいます。
留学先としては、サイエンスの美しさに魅了されたCyster先生のところに最終的に決めたわけですが、テキサス大の高島明先生にも凄くこころを動かされました。研究の興味の方向性が近いだけでなく、高島先生の博打打ち的なところ、現象を捉える際の野性的な感覚、そして時に繊細な心遣いにとても魅力を感じていました。
研究室や入局先を選ぶときって、結局、自分のやりたい事も大切ですが、ボスに惹かれるかどうかも大変大きく、そういう意味で、自ら別の働き場所を決めた際に葉、産業医大の戸倉先生、大学院の成宮先生など、まさにそういうところが鍵でした。
恋愛と同じで失恋するかも知れないわけですが、人生の一定期間をどっぷりその場で過ごすわけですから。
で、その高島先生がアメリカから一時帰国されて日本皮膚科学会東京支部総会に特別講演をされました。あまり長い時間ご一緒できなかったのが本当に残念ですが(ILC2018や研究皮膚科学会の理事会、内科学会の講習会などが重なってしまいました)、それでも、少しでもお会いできて本当に嬉しく思いました。
講演の中で、研究のアイデアはどこから生まれるのか、という話がでたのですが、
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良くこのスライドをみてください。
TOO MUCH DRINKING
というのがあります。これぞ高島先生。こういう豪快な先生はいまの堅苦しい世界では臨床教授はなかなか務まらないだろうなあ。
僕も日々、常識人に向かっています。これはこれでいいことだとも思っていますが、それでもまだいろいろと社会とずれてしまっていることもあり、修正がもっと必要のようです。
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いつか、高島先生のロサンゼルスのご自宅まで押しかけるつもりです。

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Innate Lymphoid cell(自然リンパ球)という新たな細胞サブセットの領域における日本の免疫の貢献は大きく、その甲斐もあって東京にてILCに関する国際学会が開催されました。
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イラストは京大の河本先生。細かいところまで本当によく練られています。凄い才能。免疫学者にしておくのはもったいないです。
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registrationのとなりでお茶のセレモニーまであり、外人の方がたしなまれていました。
プログラムは海外の著名人が一同にあつまり、小安会頭の人脈と人徳、そして茂呂さんやラボのメンバーが中心になってさまざまなおもてなしをしてくださりました。
こういう会を開催できるのはやはり日本だけだなあ、と。
その一方、多くの研究が、日本ではなかなか取っつきにくいsingle cell RNA sequence等のbig dataを駆使したものであり、世界と日本のサイエンスの発展の差がさらに拡大していることを実感しました。もうこうなったら、いっそのこと鎖国して、きっぱりそういったテクノロジーから距離を置いて、しっかり「観察」することから仮説を立てて愚鈍にやっていく研究に舵を変更する方がいいんじゃないか、と思うくらいです。

内科学の展望

名大の長谷川先生、阪大の熊ノ郷先生がオーガナイズする日本内科学会の講習会に呼んでいただき、大阪にいってきました。
内科学会で皮膚科医が話をできるのは、皮膚という臓器の大切さを理解していただく上で貴重な機会となります。
アトピー性皮膚炎と乾癬の病態と最新の治療がお題でした。
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約2000名の参加だそうです。参加費が3000円というのは安くていいですね。こういう講演会は参加してもらってなんぼですから、正しい方針と思います。
託児室もしっかり準備されているようで、これは皮膚科学会で、大変配慮しているところです。

2018年12月 1日 (土)

折々のことば

12月1日付けの朝日新聞で永田先生のことばが取り上げられました。
先日「週刊医学界新聞での対談」の中で出てきました。
僕の言葉ではないのですが。。。。。
最近研究室に滞在できる時間が減ってきましたし、また、若い人達の研究成果をliveみて共感できることはめっきりなくなりました。
ときどき研究室をうろついていると、後輩が「面白いデータがでました」と嬉しそうにして伝えてくることがあります。
そういうときに僕はにやっとして「そういうわくわくする瞬間がもてるのが研究のええところなんやでぇ」みたいな返しをしています。僕としても正直うらやましい。
研究のたのしみって、そういう個人的かつ密かなわくわく感が原点にあるように思います。
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「それ、いいデータだね」と淡々とではなく、「何でそんなオモロいこと、考えられるんや!」と

 (永田和宏

     ◇

 大学は、既知のことを教えるのではなく未知のことに気づかせる場だと、細胞生物学者は言う。だから学生には「安全なほうより、まず、面白そうなほうを選べ」と言っているという。ワクワクとログイン前の続きいう気分が、新たな道を開く原動力だから。皮膚科医・椛島健治との対談《鍛えよ、「知の体力」を》(「週刊医学界新聞」11月12日号)から。

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(追記)

記念写真を知り合いが撮ってくれました。

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外交

世の中を生きていく上で外交は避けて通れないわけで、暴君トランプさんとどうやっておつきあいしていくかはやはり国益が関わってきます。それに国防も大切。ただ、
とありましたが、 日本の科研費の予算額ってこんなもんなんですよね。
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相手が相手だけに政府も長期的なグランドデザインが描きにくく、そのために短期的な効果を得るための行動に出ざるを得ないのもわかるのですが、一兆円あれば4年間日本中の研究者がかなりの程度救われるわけで、なんとも複雑な気持ちになります。

2018年11月30日 (金)

不思議なお食事会

京大こころの未来研究センターの吉川左紀子教授にお声がけいただきまして、京大人文研の石井先生、立命館APU(アジア太平洋大学)学長の出口治明先生とご一緒させて頂きました。
出口先生の著書は以前からよく読んでいて、いつか一度お目にかかりたいと心からおもっておりましたので、願いが通じました。吉川先生が僕のブログに偶然目に留めていただいたおかげで、このブログのおかげです。叩かれることが多いのですが、たまには良いこともありますね。
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2018年11月29日 (木)

外来チーム

外来がスムーズに進むためには看護師さんをはじめとするチームワークが大切になります。大学の外来は一般に看護師さんの人手が足りずに苦労することが多いのですが、そんな中10年ほど皮膚科の外来を切り盛りしてくれた看護師さんが異動となりましたのでお礼をしました。
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長い間、大変お世話になりました!

2018年11月28日 (水)

稼がなければ生き残れない大学

政府からの研究費頼みでは大学で研究を存分に続けることは難しく、そのためには資金を確保しなければなりません。一つの大きな可能性は企業からの寄附・投資・共同研究で、この額は欧米の大学と比べると一桁以上の違いがあります。
一つの大きな壁はグローバル企業が日本の大学(言語の問題もあり)への寄附にそれほどではないことでしょうか。そんな中でもここ最近は企業との繋がりは増しています。アカデミアへの支援に対する税優遇などの政府の政策の面でも益々の協力が望まれます。
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本日の日経の記事からですが、京大は頑張っている方だと思っていましたが、もっと伸ばしていかないといかんですね。ちなみに東大は回答していませんが、ダントツです。
どうでも個人的なことですが、仕事はすぐに溜まります。そしてそれを嘆いても仕方ないので堪え忍んでがんばるしかないです。そこでのジレンマが睡眠時間を削ってでも頑張るべきかどうかです。昔は削ってましたが、今はそれに反対の意見です。でもそうすると、仕事が溜まっていく傾向で、困ったなあ、と。仕事がはかどらないのは風邪気味だから(というか熱があるのでロキソニンで抑えています)かも知れないので、やはり今日はゆっくり寝ないと。

2018年11月26日 (月)

First gene-edited babies claimed in China

事の真相はたしかではないですが、これが本当だとすれば、ついにuntouchableなところまで医学が入り込んできてしまった、ということです。人でも遺伝子を改変した子供を産めるようになる時代がこんなに早く来るとはおもってませんでした。
中国と欧米諸国とは研究の倫理指針において足並みをそろえることができません。中国人も我々も欧米人も同じ人間でありながら、ダブルスタンダードがまかり通るわけで、こうなってしまうと、animal rightとかそういうもの全て、一体何なのだろう、、、と。

2018年11月25日 (日)

スポーツと平均余命

観察研究なので、まあ、何とも言えないですが(実はきちんと原著も読んですらいません)。
 
tennis, 9.7 years; badminton, 6.2 years; soccer, 4.7 years; cycling, 3.7 years; swimming, 3.4 years; jogging, 3.2 years; calisthenics, 3.1 years; and health club activities, 1.5 years.
テニスが一番というのは感覚的にも納得ですね。ジョギングは3.2年。でも、マラソンはもっと低いかも知れません。

2018年11月24日 (土)

韓国日帰り出張と体がでかいこと。。。

先日、「高身長の人はがんになりやすい?」という記事を掲載しましたが、先日の韓国出張で、早朝かつ深夜に関空出発せねばならず(要はなんとか日帰り出張ですませたかったということ)、そうすると某LCCしか選択肢がありません。
経費削減のために凄く努力をしていて、その分価格が抑えられているはいいことだし、また、フライトも2時間かからないので問題ないのですが、ずっとこんな感じで座らねばならず、また、パソコンも開けないのは結構つらかったです。まあ、こういう出張も時にはやむを得ません(でも帰国して次の日にマッサージやさんにいくことになりましたので見えないロスも大きいです)。
背が高くていいこともあれば、わるいこともあります。
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福知山マラソン 無事完走

無事完走しました。去年は後半ばてばてで大失速したので今回は前半を心拍を150前後で抑えることにしました。
トレランで長い距離を走っているもののロードでの長い距離はこの9ヶ月の間で20kmほどが最長だったので30km以降がそれでも不安でした。
そんな中それほど大きく失速せずにすんで結果は3時間3分台。この時期としては予想を超えた上出来でした。うちの上さんにも最近不摂生している割には早かったな、と言われましたが体重もベストの64kgよりも4kgも多い68kgもあって、でも、そんな中、呼吸器外科の伊達先生や、iPSの山中先生・戸口田先生、医学部陸上部のOBの方々と練習させてもらったりしたのが大きかったと思います。
京都マラソンにむけて二度のハーフがあるので、まずは1時間25分を切れるくらいまでスピードを上げるようにこの1−2ヶ月意識したいと思います。
マラソンの後は、医局旅行に参加しました。今年の新入局員は史上最強と言っても過言ではない素晴らしいエンターテイメントを提供してくれました。心より感謝。そして、みんなが京大的なゆるさを保ちつつも、時にはしっかり結束してくれることを感じる事ができてこれ以上うれしいことはないです。
この件はまた後ほど。。。。
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追記。
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スプリットはこんな感じでした。30kmからペースが落ちていますが、その落ちがそれほどひどくなかったことが、タイムがそれなりにまとまった理由ということがわかります。

2018年11月21日 (水)

千里ライフサイエンスセミナー 今年もあと一ヶ月とわずか 

なんだかばたばたしているうちに2018年が終わろうとしている事にふと気付きました。
一年はあっという間です。
昨日は千里ライフサイエンスセミナーの講演で大阪日帰り出張でした。
凄く良い会でしたので、みんなに予めアナウンスしておけばよかったと後悔しました。
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帰りの電車で審良先生と成宮先生とご一緒となり、ゴージャスな会話の仲間入りをさせて頂くことができました。研究の解析手法が日進月歩の時代で、研究室レベルで大型機械を購入したりするのはやはりナンセンスだし、single cell RNA seqやCyTOなどの解析ができるコアファシリティ・インフラを大学レベルできちんと整えていかないとだめですね。。。
京大は随分遅れてしまっています。
一方で、阪大のIFRECや横浜の理研などはその点しっかりしていて、そう考えると、もはや日本の大学からは今後世界と互する仕事をしていくのは益々困難になっていくのではないかという危機感が募りました。。。。

万引き家族

劇場でみたかったのですが、みそびれてしまい、そしてようやく先日ANAの機内で見ることができました。
是枝監督は、今日本の中で一番安心して見ることのできる映画監督です。他は、周防正行、西川美和、園子温、犬童一心監督の作品も好きです。
さて、カンヌグランプリを取った作品ですが、先ずは、やはり期待通りのよい作品でした。小説もそうなのですが、実際の世界でもぎりぎりあり得ないこともないくらいの現実感がありながら、おかれた究極的な状況で人間はどういう判断や行動をとるのか?というようなことを映し出すものに見応えを感じます。
俳優さんもみんな素晴らしいし、こういう映画をみることができて幸せでした。
松岡茉優さんは「愛のむきだし」、「桐島、部活やめるってよ」、「ちはやふる」の時とはまた違ったいい味が出てました。Rope Picnicの「どんなときも」のyoutube動画もいいです。
樹木希林さんは亡くなりましたが、それでも映画の中で生き続けていると改め感じました。そして、容姿はさておき、安藤サクラさんは本当にいい女優で、これもまた「愛のむきだし」から僕の中で始まっています。。。。やっぱ園子温って、凄いな。
話がどんどんそれていってしまいました。

2018年11月19日 (月)

マラソンシーズン到来

漸く涼しくなり、ジョギングが楽しい時期になりました。
僕も今週23日に開催される福知山マラソンがシーズン初レースになります。
トレランはゆっくりと長い時間走る力が求められますが(10-30時間)、マラソンは持てる最高のスピードで走り抜けなければならず、僕の場合は約3時間の耐久戦です。
そのための準備をしっかりしなければならないわけですが、今回はなかなか十分な時間がとれなかったので、福知山での目標は3時間15分くらいかと思っています。ちなみに去年も同じくらいの練習不足の状態で望みましたが、3時間18分くらいでした。
そして、最終的には京都マラソンでしっかり3時間前後まで持って行きたい。
ということで、この1ヶ月ほどマラソン向けのメニューを組んで練習を再開しました。が、体は重く、出張中に20kmほど頑張ってみましたが4:30/kmくらいのペースで一杯一杯で、自分に失望しました。毎年肉体の衰えを感じるわけですが、そんな中、僕が一緒に走っている先生方は50代半ばなのに、まだまだ気張っていて、そういうパートナーがいてくれるおかげでモチベーションを保ち続けられています。
さて、子供の頃に1500m走とかみんなもやったことがあると思います。僕は遅くは無かったですが、いわゆるトップレベルの走力はなかった(1km5分を切れてなかったと思います)ので、大体それが僕の元々の能力を反映しています。
そもそも僕の場合、今のような仕事中心の生活をしていたら3時間前後まで持って行くのがホントに精一杯で、ただ、仕事を犠牲にしてかなりトレーニングに励めば(たとえば毎日みっちり一時間くらい確保)、いや、励んだとしても、2時間55分くらいまでしか無理、というのが直感的にわかってしまいます。自己ベストを1分縮めるだけでも大変です。
それ故、マラソンは他人とタイムを競っても仕方なくて、やはり自分との戦いなのだと思います。だから僕は好きなんですよね。仕事以外でそんなに激しく他人とは競い合いたくないです。
ただ、これから先、自分にどこまで厳しく有り続けられるかは、マラソンのタイムが一つのメルクマールです。サブスリーが達成できなかったらかなりがっくり来ると思うけど、50才でサブスリー、というのが今の自分への目標です。

2018年11月18日 (日)

The epithelial immune microenvironment (EIME) in atopic dermatitis and psoriasis.

五月雨式になってしまいすみません。
アトピー性皮膚炎と尋常性乾癬の発症機序について上皮と免疫細胞の連関の観点から論文としてまとめさせていただきました。
さらに、EIME (epithelial immune microenvironment)という概念を提唱させてもらいました。
今後どれだけ受け入れられていくのかはわかりませんが、皮膚科の先生方には十分納得はしてもらえる話かな、と思っています。
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The immunological anatomy of the skin

僕が大学院に入学した1999年から約20年間一貫して続けてきた研究は、皮膚の免疫臓器としての多様性と重要性を明らかにすることです。その一つのland mark的な仕事が2014年の夏秋君・江川君との仕事で、皮膚内におけるメモリーT細胞の活性化機構の解明だと思っています。その特徴的な部位をinducible skin associated lymphoid tissue (iSALT)と命名しましたが、漸く市民権を得られつつあります。

一連の仕事の成果を以下のレビュー論文として発表させていただきました。
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Nature Review Immunologyという雑誌は僕に取っての一つのあこがれの雑誌でもありました。まだやるべき事が残っているので、ラボのみんなとさらなる研究を進めて行きたいと思っています。

2018年11月17日 (土)

フランスのVichyにてSPIM 2018 meeting

出張でフランスのVichyという街にいます。
SPIM2018という学会です。日本人は僕一人だけでした。
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パリからクレルモンフェランという空港まで乗り継ぎ、そこからさらに車で一時間ほどの小さな街で、こういう機会がなければ来ることはなさそうな場所です。
Thermal therapyという日本で言うところの温泉療法というかタラソセラピーのようなものが有名なようで、老夫婦がのんびりしたりしているようです。あと、水の産地としてもしられていてボルビックはこのあたりでとれるようです。
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7種類くらいのお水が汲める公共の場所があります。どれもいわゆる温泉水で、鉄臭いのやら硫黄臭いのやらいろいろとありました。
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地元民と思われる人が水を取りに来ていました。
初日に街を少し歩いてみましたが30分も歩くともう見るところも特になくなってしまいます。
ただ、川沿いの小道が静かで美しく、おかげで毎朝ジョギングを楽しみました。
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ホテルから数分走るとこんな景色です。
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のどかでした。
この学会、アジアからは上海の皮膚に特化した病院からもう一人inviteされた皮膚科医がいたので話をしましたが、多い日は一日4000人の皮膚科の外来患者がくるらしいです。
皮膚科医もその病院に100人いて、その女医さんはclinical trialが担当らしいのですが、いま数え切れないほどの臨床試験をやっているとのこと。ただ、自分をサポートしてくれる人が20人くらいいるので自分は基本的に指示を出すことが仕事と言ってました。
日本の状況とは大違いで、厚労省のお役人さんやAMEDの方達も、海外からもっと積極的に学べるところは学んでいって欲しいです。もちろん人件費とか違うのはわかっていますが、日本は随分と医者のやらないといけないことが多すぎて、これでは疲弊するのも無理は無い。。。

2018年11月15日 (木)

国宝 吉田修一著

吉田修一氏は僕の最も好きな作家の一人。悪人、怒り、横道世之介、パレードなど映画化もたくさんされているし、ANAの月刊誌に連載されているからご存知の方も多いはず。しかしながら、この「国宝」は映画化は不可能でしょう。これを演じきれる役者がいないから。
主人公が1964年生まれなので、自分自身と時代背景があまり変わらないこともあり、また、舞台が長崎、大阪、京都、東京と移るのですが、親しみのある街がよく登場するので親しみを感じながら一気に読んでしまいました。
途中、ソープドラマのような安っぽいところもあって納得できないところもあるのですが、歌舞伎の各シーンと物語がハーモナイズしていて、それに心動かされました。
歌舞伎ファンで無くとも十分満足できる作品です。今年超一押しの一つ。

尋常性乾癬にリウマトレックス、保険適用に

ようやくです。この記事をみてホッとしました。自治医大の大槻教授の功績が大きいです。
生物学的製剤のような薬剤が使えるようになった事はたしかに朗報ですが、それ以前に海外で当然のように使われている薬が日本で使えなかったりすることが結構あります。
しかもそんなに高い薬剤ではないことも多い訳で、まずはそちらの整備をきちんとすることが先なのでは?と思います。
イソトレチノインとか、アメリカでは重症のにきびによく用いていたのに、日本だと無理で、そういうのを患者さんが個人輸入で使っていたりする現状を耳にすると、やはりなんとかしないといけないなあ、と思います。そして思うだけで無くやはり行動しないと。

2018年11月14日 (水)

このままじゃ日本の研究はダメになる? 睡眠学の最先端に聞く資金不足の裏側

筑波大の柳沢先生のぶっちゃけトークがほぼそのまま記事になったとのことで、素晴らしい事です。日本の研究費に関する問題点がきちんと挙げられていて、そしてそれに対して研究者が何ができるかと言えば、目利きの研究者が官僚や政治の世界に入っていくしかない、ということです。AMEDに人を送るだけでは足りなくて、もう一つ上のレベルに研究者を派遣しなければ大きく変わらないです。これは個人の研究室で対応できる問題ではなく、せめて大学や学会レベルで動かないとどうしようもない。幸い日本皮膚科学会には同じ問題意識をもつ人が理事長をはじめ多くいるので何かできるかもしれない。
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フミナーズって、凄いネーミングです。しかしこのサイト、かなり真面目にやっています。僕は交感神経が高ぶり気味で寝付きが悪いのですが、ベッドの中で難しめの読書をすることで寝られるようになりました。

韓国アトピー性皮膚炎学会

先日は韓国のアトピー性皮膚炎学会に参加するためにソウルに行ってきました。
金浦空港を利用しましたが、仁川よりも遙かに中心街に近いし、また、空港も新しくなって随分便利でした。国内出張と変わらないですね。
2023年とちょっと先にはなりますが、International Societies for Investigative Dermatologyという国際会議が東京であり、日本研究皮膚科学会が担当するのですが、その成功のためには近隣のアジア諸国との良好な関係が大切と思っています。そのため、アジアからの講演依頼にはできるだけお答えしようとしていて、これは、特に森田理事長はそうで、もの凄い勢いでアジアに出張されています。
ソウルの街は、たまたまなのかデモが各地で繰り広げられていてどこも大渋滞でした。北朝鮮との融和の問題はかなり大きそうです。また、正規雇用のことでもデモがありました。同じ問題を日本も抱えているわけですが、日本は冷めていて、そういう感じは別に政治だけで無く、日本全体に感じます。別に善し悪し云々を言いたいわけではなくて、いまはそういう時代なんだなあ、と。
これはやはり日本が平和であり、また、それなりにみんな幸せと感じている証なのでしょう。
あと、大谷選手がMLBで新人王を受賞しました。もう少し厳しい戦いになるかと思っていましたが違いましたね。対立候補のいる地元NYですら白旗状態でした。
"the unusual nature of Ohtani’s season probably worked against Andujar, and poor defense at third base clearly did."
とはNY timesから。
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彼にはまだまだ伸びしろがたくさんありそうで、これからの成長を凄く楽しみにしています。

2018年11月12日 (月)

鍛えよ,「知の体力」を 答えにたどりつく長いプロセスを,楽しみながら進むために  永田和宏先生との対談

2008年に永田先生が執筆された「タンパク質の一生」を初めて手にしたときからサイエンスをこんなに美しい文章で伝えてくれる永田先生に一方的にあこがれていました。
ふとした事を契機にランニング仲間とさせてもらっている吉森保先生にご紹介いただき、それから縁が続いております。こういうときに、研究やランニングをしていてよかったなあ、と思うのはなんともしみったれているかも知れませんが、でも、本当にうれしいのです。
このブログで以前、永田先生が執筆された「知の体力」を紹介した記事が、医学界新聞の方の間にとまり、ありがたいことに対談の機会を頂きました。
お時間が許す方は是非お立ち寄りくださいませ。
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http://www.igaku-shoin.co.jp/paperDetail.do?id=PA03297_01

2018年11月 9日 (金)

日本臨床免疫学会

なんと軽井沢での開催です。紅葉が美しく、最高のタイミングでした。
この学会には最近は大体毎年参加しています。Human immunologyに広くexposeすることができる貴重な学会です。
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分野間討論というのがこの学会の魅力です。
森尾先生のオーガナイズも完璧でした。特に良いと思ったのは、会員懇親会を排除し、イブニングセミナーで夕食のお弁当が出て、その後にしっかりポスターディスカッションをかけている点です(その場には軽食とワインなどあり)。学会は生のdiscussionが命ですから、そこにしっかり時間をかけるのは素晴らしいこと。また、若手にも発表のチャンスがおおく、それも評価されて表彰されたりします。学会のあるべき姿を見た気がします。
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少し体重を減らしたかったので、朝と昼を抜くことにし、ランチョンセミナーの時間帯に旧軽井沢ー中軽井沢の別荘地をジョギングしました。The ”別荘”という感じの別荘がたくさんありましたが、一方で荒れ果ててしまった建物も多く、さらには、おそらくここ数年に建てられたおそらく所有者は僕とあまり変わらないのではないかと思われる別荘もありました。世の中には凄いお金持ちがいるものだと感心しました。たしかに軽井沢は東京から新幹線ですぐなので、別荘地としては息を吹き返しますよね。
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かなり山の上の方まで走ってみました。累積標高が400mを越えましたので、良いトレーニングにもなりました。水分も全くとらなかったので、最後はちょっと脱水かつ低血糖気味になりましたが、これも脂肪を燃焼させるための良い手段です。
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ポスターディスカッションのあとは、免疫の仲間と二次会へ。普段とても聞けないようなえぐい話がたくさんでました。ここには僕はかけません。
 
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ためしてガッテンで音楽デビューされた河本先生に、番組の詳細をパワーポイントで報告していただきました。「リンパ節一人旅」は名曲です。
https://www.youtube.com/watch?v=qYfznpt8PVk
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ポスター会場の奥の休憩室。紅葉が美しい。今年の京都の紅葉はイマイチなのではないかと予想していて、その分、軽井沢で取り返しました。

2018年11月 7日 (水)

スタッフの論文作成能力の育成

現教室のスタッフは、みんなお互い長いつきあいです。ただ、僕が教授になってから3年半しかたっておらず、でも、その間、教室のスタッフの論文作成能力は飛躍的に向上しました。
これは僕が忙しかったりであてにならないので、自らが頑張らざるを得ない状況におかれたことが理由として挙げられようかと思います。
それともう一つは、後輩の論文をスタッフ全員が細かくチェックし、それを互いでshareしあうシステムを導入していることもあるかと思います。この作業を通して、各スタッフがどのような思考プロセスを辿っているかを追体験できます。自分の気付かなかったことを他のスタッフが指摘したりしていることを知ることにより、各自の論文の作成能力は向上できます。
そして、みんなの論文作成能力が上がると、僕も、より深く内容にfocusして考えたりdiscussionできるので、僕も助かります。
今の課題は、各大学院生が取り組んでいるテーマにどの程度の価値があるのかの見極めです。これは難しいですが、これもスタッフがより目利きになっていく必要があります。もちろん僕に一番の責任があります。

“Begin with the end in mind.”

「終わりを思い描くことから始める。 」
by Stephen Covey
これって非常に大切な事だと思います。臨床でも研究でも。
ベストとワーストのシナリオをどれだけ想像できるのかが、仕事の段取りをうまく運ばせる上で鍵になります。多くの人が終わりを描かずに仕事をしていますが、右往左往するばかりで前に余り進まない傾向があります。また、終わりを描く際もベストばかりを想像して軌道修正できない人、ワーストばかり考えて先に進めない人などもよくないわけで、繰り返しになりますが、いろいろなことを想像することが大切です。さらに、終わりにむかうプロセスにおいて、予想通りにいかないときにいかに軌道修正できるのかも重要です。
こういうことって、僕の場合、臨床や研究だけで無く、海外を旅行しているとき、山走りやマラソンの時など人生すべてがそうだと思っています。

2018年11月 5日 (月)

研究とオタク

今朝の日経新聞で出口治明さんによる「経団連による就活ルール廃止への賛成理由」に関する記事が出ていました。
つまり、「日本が経済的に落ち込んだ主因は新しい産業を生み出せなかったから」であり、それを克服するためには、「高学歴で多国籍なうえ、個性を貫くオタクがワイワイ、ガヤガヤ議論」する場が重要であると述べられています。

出口さんはさらに、「学生はガンガン勉強しよう。学生時代に必死に学んだ経験がなければ、好きなことを突き詰めていく力も培われず、米アップル創業者のスティーブ・ジョブズ氏のような逸材は出てこない。」とも書かれています。

これはサイエンスの世界でも全くおなじであることは明らかでしょう。自分の面白いと思えることを見つけ、そしてそれにとことん打ち込む。そういうメンバーが、ラボ内でとことんディスカッションしたり、また、海外で学会発表したりして、世界で対等に張り合っていける環境を提供することが僕の努めと感じています。

そして、僕も、最初のしばらくは多少遠慮していましたが、最近はラボのメンバーの研究に対しても正直な意見を遠慮無く言わせてもらっています。僕に「面白くないと思う」と言われてそのまま諦めてしまうようでは、どうせダメだと思うし。。。でも、みんなが正直なるほど、そのsocietyは発展するし、より、面白くなると信じています。

2018年11月 4日 (日)

共同研究による多様性の創出

Nature publishing groupがCity linksという調査を行っています。
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この図をみれば、アメリカと中国は国内での共同研究が盛んであることは一目瞭然ですが、増加しているは圧倒的に中国です。さらに北京とニューヨークといった地域を越えた共同研究も盛んのようです。
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この図も衝撃的で、high impactな仕事をしているアジア・オセアニア地区の年としては、東京も圧倒的に北京・上海に負けています。よく中国は人口が多いから、、、という話がでますとそれはいいわけに過ぎないことがわかります。
ちなみに東京の隣の赤いバーは京都・大阪・神戸の合計です。京阪神地区が力を合わせてすら、中国の中ではone of themにすぎません。
まずはそういった現実を直視することですね。

元気に年を取る

106歳のおじいちゃん(元自転車選手)が練習を再開したというニュースがありました。
単に長生きしたいとは全く思いませんが、頭がそれなりにしっかりして、体が動く間にいろいろと人生を楽しみたいと思っています。
そういう意味ではジョギングやハイキングは膝のケガなどには気をつけないと行けないですが、長い間楽しめる趣味になってくれそうで、うれしいです。
あと、仕事を引退したら、麻雀とか囲碁も再開したいです。
そういえば、麻雀のAIってどれくらい強いんでしょう。。。二人での対戦型ではないので、かなり複雑そう。
さて、マラソンシーズンが始まりました。今シーズンは別府大分マラソンに他の会議と重なってしまって参加できないため、モチベーションを高く保つ事は難しいですが、頑張って京都マラソンでサブスリーを目指したいと思います。

2018年11月 2日 (金)

10年後の仕事図鑑 堀江貴文 落合陽一著

ちょっと前に読んでたのですが、upし忘れていました。
10年後を予想することは大変難しい。5年後ですら、AIがどれだけ臨床の世界に入るのかなど正直わかりません。

結局先の事を意識しながらも今を全力で駆け抜けるしかないと思っています。
とはいえ、何らかの手掛かりをもとに未来を想像し、自分がその中でどのような役割を果たせそうかと考える姿勢は大切で、これは、研究とも重なります。こうなるのではないかと仮説を立てて実験をしつつもその試行錯誤の結果、適宜軌道修正して行く作業は、似ていると思います。
落合陽一氏は、科学界のホリエモンだと僕は常々思っていますが、革命児だと思います。

さあ、10年後の医療がどうなっているのかとても楽しみしつつ日々をあくせく過ごしています。
医者の仕事はいそがしすぎるので、AIなどでもっと仕事が減っていくべき。
そして、日本体操の男子は世界選手権で苦戦しています。女子の村上選手が一方大躍進。わずか数年でこれだけ変化するのは、なぜなのかとても気になります。記憶に新しいのはラグビーやバドミントンが国際舞台で強くなったこと、大坂なおみのテニス、マラソンのタイムが2時間切り目前であること、等々たくさんあります。
独断と偏見かもしれませんが、その理由として、マラソンだと、賞金レースの増加、テクノロジーによるシューズの改良、ラグビーでは帰化や指導者、バドミントンもよき指導者の影響、テニスでは早期の米国でのトレーニング。
ということで、よき指導者、多様性・国際化を受け入れる事、テクノロジーの導入が鍵でしょうか。それと少しのお金によるモチベーションアップ。
これはスポーツに限ったことではないですね。

2018年10月29日 (月)

ソウル大学の免疫研究の会

先日ソウル大学へ講演で行ってきました。
飛行機で二時間くらいなので、国内出張と同じ感覚です。韓国での滞在時間も24時間以内となりました。
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今回のトピックがアトピー性皮膚炎でしたのでお声がかかったわけですが、免疫学者にとってもアトピー性皮膚炎が興味の対象となったと言うことに時代の流れを感じます。
僕が研究を大学院で行っていた2000年前後は、Nature ImmunologyやImmunityどころかJ Clin Investなども、あまりアレルギー疾患はとりあってくれませんでしたし、まして況んやアトピー性皮膚炎や接触皮膚炎に関する論文が発表されることは滅多にありませんでした。
あからさまにeditorからcontact dermatitis is out of our scopeと書かれてrejectの返事が来たこともありました。免疫学会でも皮膚免疫のセッションはしばらくありませんでしたし。
皮膚は外界からの刺激をもっとも受ける臓器ですから免疫機能も多彩です。それに、臓器の中で起こっている現象を捉える事も他臓器に比べて圧倒的に容易です。
基礎の先生をはじめ、製薬会社など、多領域の方々に今後益々興味をもってもらいたいです。そうしてdiverseなコミュニティが形成されることによって、当該学術領域にイノベーションが生まれたりして発展していくのだと思います。
という訳で、韓国で、皮膚免疫の面白さ・重要性について講演してきました。

2018年10月27日 (土)

米中関係

これからなかなか激しい関係が続きそうですが、それを明確に伝えたペンス副大統領の会見が記事になりました。ここまで言うか?というような内容です。
僕は生のインタビューをしばらく前に聞いて、ぞっとしていました。おそらくアメリカは本気です。こんな態度は民主党であればあり得なかったわけで、そういう意味でトランプ支持があることもなんとなく理解できます。
時間がある方はこの演説を生で聞いてみてください。
https://www.youtube.com/watch?v=mYAHPPXmcts
ちょっと震えが来るくらいです。かつての日本バッシング処の騒ぎでは無い。本気のアメリカです。

2018年10月26日 (金)

高身長の人はがんになりやすい?

こんな記事が出てました。
元文献はこれです。真面目に読んでないのですが、melanomaのリスクが上がるそうな。
僕は個人的に全く気にしてませんし、あまり実感がないものの、面白い考え方があるものだと感心しました。

2018年10月24日 (水)

漫画デビュー

産業医大で一緒に働いていた吉木君が僕を題材に漫画を書いてくれました(あくまでフィクションということで・・・)。本当にうれしい。いままでいろいろなインタビューとかを受けた記事がでたことがありますが、どれよりもうれしい。
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吉木君とは夜中までよく一緒に仕事をしたものです。たまたまかもしれませんが、研究にはまってくれて、とことん打ち込んでました。そういう好きなことに没頭できる人材が減っている気がするのですが、なぜなんだろう。
少なくとも吉木君は損得勘定とか全く考えずに好きなことを見つけてそれに子供のように無我夢中に楽しんでました。産業医大にいたときは手術と研究でしたが、今は開業してもの凄い数の患者をみながら、時間を見つけては、プラモ作り、車やバイクいぢり、猟、ギター、ゲームなどに打ち込んでいるようです。
興味のある方は、是非彼のHPを。
facebookの方が趣味の話は多いです。
https://www.facebook.com/ryutaro.yoshiki

トップジャーナル395編の「型」で書く医学英語論文 河本健著

利根川進先生がいまでも英語の勉強を日々続けている、と言う話や、山中先生もランニングの時に英語を聞いて勉強されていると言う話を聞くに付け、やはり一生勉強なのだと感じます。
というわけで、たまには英語の論文の書き方について勉強しているのもいいかと思い、この本を購入してみました。というのも、ゴルフなどのスポーツでもある程度は型が決まらないと上達しないと思っているからです。
本書では、intro, method, result, discussionという論文構成の中でどのようなことをlogicalに記載していくべきかがくどいほど丁寧に記されています。
僕には「時制の意味とその重要性」や「パラグラフのつなぎとしてのフック」のあたりは役に立ちました。現在形・現在完了形・過去形の使い分けはいつも頭を悩ませられてきて、これまで感覚的に書いてきましたが、少し意識が変わりました。
ただ、ちょっと方法論がくどかったり、また、基礎医学というよりは臨床医学論文に偏りすぎているところが気になったところでしょうか。
これまでたくさんの後輩の論文をチェックしてきましたが、せめてこの本くらいを読んでおいてもらえると指導する方も随分楽になります。
かなり初心者向けなので、とりあえずラボに一冊あれば十分かも知れません。それでもやはり一読の価値はあります。

運動する男性の子供はより健康になるかも

というような論文がでました。
マウスの研究なので、実際人間でどうかはわかりません。
男性の代謝の状態が、精子中のsmall RNA分子を介して伝わっていくとのこと。
まあ、僕には関係ない話ですが。

OSJ 氷ノ山 トレイルラン

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先日ちょっくら走ってきました。
僕自身は、極限まで追い込めたとはいえませんが、秋の美しい氷ノ山・ハチ北高原あたりを駆け抜ける喜びを味わいました。
京大医学部関係者の活躍がなかなか凄かったです。
なにしろ優勝した原良一さんは3年下の呼吸器内科医ですし、7位は1年後輩の大槻君(途中で道をロストしたりしてなかったらもっと上に行っていたかも)。
僕は54位でした。平凡です。
ちなみに女子の総合優勝は、うちの医局の石田君の奥さんでした。
さらにちなみにですが、78kmの大会と共同開催される20kmのショートの部で、うちの奥さんが女子総合優勝しました。
なんだかえらいローカルレースみたいですが、結構きちんとした大会なんですけどね。。。
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僕は11時間30分ほどでゴール。20km地点ほどで転倒した際にひねった足が痛くて苦しみまくりましたが、まあ、タイムには満足しています。いろいろと課題がみつかったので、来年はもう少しがんばりたいです。

極限力 山本 晃市 (著), 藤巻 翔 (写真)

トレラン界のトップアスリートたちが、肉体と精神の両面の極限まで自らを追い込む世界について語ります。ただの自慢話ばかりではなく、そこに至るまでの苦悩もきちんと描かれていて、共感を覚えました。現代人はおそらく極限まで自らを追い込む、と言う体験をしたことはほとんどないのではないでしょうか?極限まで身を置くことで自分の限界がわかり、そして少し限界の枠が広がっていくように思います。そういうことをトレランやマラソンは僕に教えてくれました。
丹羽薫さんら知り合いも取り上げられていてそれ故一気に僕は読んでしまいました。トレランに興味がない人には理解しがたい世界かも知れませんが。。。。

2018年10月20日 (土)

未来を読む 大野和基 インタビュー・編

内田樹氏は、日本辺境論の中で「学ぶ力」とは「先駆的に知る力」のことで、自分にとって死活的に重要であることをいかなる論拠によっても証明出来ないにもかかわらず確信できる力と記しました。
正確に「未来を読む」ことは、誰にもできないことくらいわかっているわけですが、それでも少しでも推測しながら現在を生きていくことを積み重ねていくか否かでは、将来的に大きな何かの違いが生まれてくるのではないでしょうか。
ジャレド・ダイアモンドやハラリ、リンダ・グラットンらの見通す未来像に耳を傾けながら、来るべき未来を楽しみに迎え入れていこうと思います。
また、未来のことのみならず、現在の日本の移民の受け入れの遅れや、動物の本能を失った我々に危機感が欠乏していることとパプアニューギニア人の異常な慎重さをconstructive paranoiaと表現していることなど大変興味深いものでした。ちなみに僕は実験するときに結構constructive paranoiaに近い状態だったかもしれません。ただ、慎重になりすぎて実験をしないのは最悪なので、やはりconstructiveという点が重要なのだと思います。
ハラリ氏は、AIにともなるuseless classの出現を述べられ、これはどこでも聞く話ではありますが、医者も特に診断においてはAI抜きに今後の進歩はあり得なく、そうすると医者は減ってもいい(というか一人一人の仕事の負担が軽減されて欲しい)。
また、かつては「学ぶ時期」を経て、それを「使う時期」に移行させることでプロフェッショナルとして生きていくことができたけれど、これからは時代の変動が早いため学んだことを使って生きていける期間は短くなっていきます。となると我々は死ぬまで学び続けないといけない訳で、ある年になったら悠々自適に、、というわけにもいかないでしょう。僕はもうすぐ50才ですが、いつまで学ぶことを楽しいと感じ続けられるのか予想がつかないですが、今はアカデミアにいることが楽しいので幸せだと改めて感じました。大学は、人事や事務仕事などの楽しくない仕事も多いわけですが、それ以上に若い人達とふれあったり、困難な疾患に立ち向かったり、基礎や臨床研究をしたりと知的刺激に満ちあふれています。

2018年10月19日 (金)

仕事。川村元気著

文庫本としての新刊になります。単行本は4年前に発刊されていますが、その新鮮度はまだ保たれています。
川村元気さんは「君の名は」、「怒り」、「電車男」などの映画のプロデューサーとして有名ですが、まだ30代のエネルギー溢れる若手です。
彼の人生を楽しくするために働く「仕事。」というコンセプトに僕は強く賛同しますし、また、彼が対談した12人の方たちのリスト:山田洋次、沢木耕太郎、杉本博司、倉本聰、秋元康、宮崎駿、糸井重里、篠山紀信、谷川俊太郎、 鈴木敏夫、横尾忠則、坂本龍一は僕の好きな人ばかり。
彼らが30代に何をしていて、そして辛いとき、どうやって乗り越えてきたのか。川村氏は正直にその思いを一人一人にぶつけるわけですが、十人十色の答えがあり、僕はこの対談を通して、あたかも自分が彼らと実際に会って話しているような不思議な感覚に陥りました。
そしていろいろな発言があるわけですが、それが全く違う仕事をしている自分にも当てはまる事が多くて。
巷に溢れているマッキンゼーやらハーバードのMBAをとったとかで自慢している人達の薄っぺらの本とは全く違う言葉の重みがあります。
是非とも時間をとってこの本を手にしてみてもらいたいです。

春の顕微鏡 永田紅著

歌人永田紅さんの歌集です。永田さんは、永田和宏・河野祐子ご夫妻の長女でもあり、これって遺伝子的にも環境的にも凄いですよね。Nature & Nurtureな訳ですが、ただ、そういう枠に収まらずに、伸び伸びと自分の研究生活や、また生と死についての読み手に突き刺さってくるような歌もあります。
ご本人も書かれていますが、まるで長編小説のような分厚い歌集だと思います。

NYTにおいて、AIの世界各国の状況について触れられています。
アメリカと中国が圧倒的に進んでいて、それにchallengeできる可能性があるのは、シンガポール、UAE、インド、フランス、イスラエル、カナダの6カ国、とのこと。
医療においてもAIがどんどん入ってくるでしょうし、その点については日本も2周回遅れくらいでようやく頑張ろうとしているところです。イギリス、ドイツあたりの名前が挙がってこないのは少し不思議です。

研究政策に対する研究者と政府の見解の齟齬と国民の非認識

ここ数年、ノーベル受賞者(医学生理学)が
2012: 山中伸弥先生
2015: 大村智先生
2016: 大隅良典先生
2018: 本庶佑先生
ともの凄い勢いで日本から選出され、各受賞者が基礎研究の重要性を一貫して述べられています。しかしながら、政府はこれを受けて政策を変更しているとは思えず、また、若手医師の研究へのモチベーションは下がり基調だと思います。
本庶先生のお弟子さんでもある近藤滋先生は、ご自身のブログの中で、研究者が発している言葉を以下の様に置き換える必要があると述べられています。
研究費はばら撒け>>研究者間の相互評価に任せろ
好きなことをやればよい>>研究者の「好きなこと」はイノベーション
役に立たなくてよい>>科学は総合力であり、幅の広さが力
たしかにその通りで、研究者の立場からするとノーベル賞受賞者の方々のご意見は正鵠を射ていていますが、それが政府の方にきちんと伝わり、そして国民の方にも理解してもらうためには言葉の置き換えや補足説明が必要だという事です。
いかんせん、研究費そのもののパイが増えない現在、どこかに選択と集中が行われれば、他が割をくうので誤った選択と集中をなされては叶いません。政府にもっと研究者が入っていくしか先ずは道が開けないのでは。本庶先生に文部科学大臣をつとめて頂くとよさそうですけど。。。。
また、医師の研究へのモチベーション低下の原因においては、研究費の低下というのはごくわずかな影響で、他に要因は多数あります。またいつかその点について述べてみたいと思います。
それでは我が国の科学政策が全くダメなのかというとそうでも無いです。
AMEDによるシステムが動き出し臨床応用に向けた研究へのサポートは手厚くなったと感じます。それに産官学の連携もこの数年間で飛躍的に伸びてきました。ただ、世界のスピード感に比べるとこれでも遅いのです。

2018年10月18日 (木)

即効!英会話フレーズ 外来診療編

協和発酵キリンが運営しているKKスマイルというサイトにいくつか役に立ちそうな情報がありました(会員にならないといけないですが)。
製薬企業もこういう役に立つ情報を発信してもらえるとありがたいです。

2018年10月17日 (水)

古武弥四郎のお言葉と成宮先生の解釈

先ほどの記事に続いて、是非このサイトを見て頂ければと思います。
http://www5.mfour.med.kyoto-u.ac.jp/J/message/message3/message3.htm
“hard workと思索とオープンなこころが、君たちを、新しい場所へ運んでくれるのだ”
こういうことを後輩に伝えていける指導者にならねばならぬし、また、後輩もそれを理解して頑張って欲しい。一度の人生なので、しっかりチャレンジして自身の手で勝ち取って欲しいと願っています。

都道府県&市区町村魅力度ランキング2018 by ダイヤモンド社

このダイヤモンド社の雑誌は、医学系の記事はなかなかよく調べているなあ、と感心することがあります。

今回のランキングは、ネットでの限られた情報のため評価基準の詳細がわからないのですが、

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 今回、都道府県のランキングでは大幅に順位を上げたところはなかったが、市区町村に関しては顕著に順位を上げたところが見られた。では、魅力度アップにはどのような要因が寄与しているのか。

 同調査を行ったブランド総合研究所の田中章雄社長によると、(1)世界遺産、(2)NHKの大河ドラマや連続テレビ小説(以下、朝ドラ)、(3)スポーツ、(4)国際的なイベントの4つが主な要因になっているという。

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のようなコメントからすると、こういうランキングなんて、たいした意味はないな、と思ってしまいます。

が、

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自分の住んでいる町が上位にあることはある意味うれしく、と同時にこれ以上人が増えるのは叶わんなあ、という思いもあります。先日京都のH旅館の大将と話をしていたら、昔のなじみのお客さんが最近は京都を敬遠している、とのこと。たしかに観光地化されすぎて、まるでアミューズメントパークみたいになってしまっているところが増えました。

また、町家風の旅館の数も増えて、なんだか人間の浅ましさのようなものを町を歩いていると感じてしまいます。

まあ、ぼくも、京都においては新参者なので大きな事は言えないですが。

そして、今朝、某雑誌の論文をぱらぱら読んでいたらうちらがやっていることと近い論文が出ていることに気付きました。かなりがっくりきました。スピードは本当に大切。研究のスピードを上げるためには無駄な実験をせずにゴールに一直線に向かうことが一番なのですが、そのセンスが元来高い人とそうでない人とではっきり分かれます。少なくとも大学院に入る20才も半ばになれば、それまでの生き方により、そのセンスはすでにある程度定まってしまっています。

では、センスが足りない場合はどうすれば良いのか。それはコントロールをしっかりおいた実験を繰り返し、失敗の経験を糧にして少しずつ身につけていくしか無い。そして全力で働くしか無い、というのは自明の事だと思います。

最後に、古武弥四郎先生のお言葉を借りて(これは早石研の座右の銘とも言うべきもの)。

本も読まねばならぬ。

考えてもみなければならぬ。

併し働くことはより大切である。

凡人は働かねばならぬ。

働くとは天然に親しむことである。

天然を見つめることである。

こうして始めて天然が見えるようになる。

2018年10月11日 (木)

NIKE シューズ

大迫選手の日本新、すばらしかったです。
どの程度かはわかりませんが、NIKEのシューズが支えているのは間違いないでしょう。
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この40km手前の映像をみてもわかりますが、みな同じシューズ。NIKE凄いです。
ということで、科学技術の発展を取り入れることの重要性はどの世界でも同じで、僕ら臨床家は、自分たちの疑問がどういう技術を取り入れれば解き明かせそうかを考えることもかなり大切になります。

2018年10月 9日 (火)

700,000時間 80年の人生

人生80年だとすると
24x365x80でざっくり700,000時間。僕はもうすぐ50なので、残り30年とすれば、250,000時間残されていることになります。
とはいえ、1/3は寝てます。そんなこんなを考えると残された時間は無限にはないということが良くわかります。
10年に一つはいい仕事をしたいと思っていますが、これから一つ二ついい仕事ができれば終了・・・、ということでもあります。
もう少し時間のことを意識して日常を過ごさないと。

2018年10月 8日 (月)

週末

大学で論文を読んだり、今日の午前は家内とちょっとトレランしたりして、また、仕事も溜まってしまっていることもあり、その後大学に戻ったりでゆっくり過ごしました。
村上春樹が騎士団長殺しの英訳版の発表前にNYでトークショーをしたみたいですね。
gentlemanの定義として以前、Norwegian Woodの中で、

“A gentleman is someone who does not what he wants to do, but what he should do.”

としていましたが、今回のトークショーでは、
Murakami joked that it's important for a gentleman and a novelist not to talk about the income tax he has paid, or write about ex-girlfriends or ex-wives, and not to think about the Nobel Literature Prize.
とのことです。
やっぱりN賞のこと、気になってるんですね。。。来年へ持ち越しです。

2018年10月 7日 (日)

HFSPの新presidentは長田重一先生

adachiさんのfacebookにより、いま、知りました。
http://www.hfsp.org/about-us/governance/board-trustees
「Natureとわたし」の記事も凄くいいですよね。
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―― 成功したのは腕がよかったからですか。

長田氏: 修士ですから技術なんかない。緩衝液のpHを変えてみたり、塩の濃度を変えてみたりして、酵素の安定化、精製の最適条件を探していくという作業を、毎日繰り返しました。それが偶然うまくはまったのです。

―― でも失敗する人もいるわけですよね。

長田氏: 私の恩師の一人、早石修(はやいしおさむ)先生は、「研究者には『運、鈍、根』が必要だ」と言われました。「運」をつかむためには、半端な仕事ではうまくいかない。「根」気よく続けるのが大切だと。頭がよすぎてもダメ。よすぎると「こうすればこうなる」と思ってしまう。「鈍」、バカになってやること。そのとおりだと思います。

大学院の時代、実験がうまくいかなくて泣きたくなることが多々ありました。そんな時は、バイクに乗って横浜へ行き、海を見ながら泣きました。研究者は皆同じような経験をしていると思います。

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実験がうまくいかなくて涙が出るほどに打ち込んでいる研究者・大学院生は今一体どれくらいいるのでしょうか?

2018年10月 6日 (土)

Collegium Internationale Allergologicum (CIA)

CIA meetingでスペインのマヨルカ島へ。
そのため、本庶先生のノーベル賞受賞もマヨルカで知りました。
受賞発表の直後に、CIAのメンバーで祝福しました。
さて、このCIAという会議ですが、実は会員制となっていて、退会した人数分しか会員が補充されません。日本の会員は何人くらいなのかわからないのですが30名くらいはいるはずです。アレルギー・免疫の研究者が中心の会で、これまで日本人ではIgEの発見者である石坂公成先生や、IL-6の岸本忠三先生らの著名人が名を連ねています。僕は4年前に推薦していただいて会員になれました。2年に一回の開催で、二回連続で欠席すると除名になる、と聞いていましたので、前回参加できなかったこともあり、4年ぶりに参加しました。
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relaxing lectureで、コンピューターやAI開発の歴史を聞きました。
I hear, I forget.
I see, I remember.
I do, I learn.
というところに納得しました。皮膚科は少なくともI see, I remember.のレベルまで日常診療でも明らかに到達できる珍しい科だと思います。
一方、I do, I learn.はやはり実験をしないとだめになっていくし、臨床も患者さんを実際に見ないとだんだんだめになっていく、ということです。
教授というのは非常によくなく、ダメになる典型のポストと言うことになります。
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UCSFの時にお世話にあったJason Cyster先生がオーストラリアにいたとき(大学生のとき)にボスだった Thomas Wayne先生に偶然出会うことができました。
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IgEの発見において、石坂先生と共に知られるJohannson先生と。以前、Swedenのご自宅に招いていただいたことがあります。
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3日目の夜は日本人会。CIAではアレルギー学会と免疫学会の重鎮が仲良くされています。
この雰囲気を広めてもらって、もっとお互いがともに成長していくといいですね。
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Steve Galli先生による石坂先生の追悼の特別講演もありました。
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4日目の午後1-5時までフリータイムだったので、すかさず近くの山のてっぺんまで登りました。山があれば登りたくなります。いい汗をかきました。
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最後の夜はdinner party. 欧米の華やかなpartyにおいて、僕はどうしても居心地が悪いです。英語力不足もありますが、やはり教養の問題ですね。こればかりは付け焼き刃で対処できません。ただ、こういう会にも継続的に参加していくと知り合いも増えてきて、親しくなっていくから不思議です。日本人は単に論文をかくだけでなく、もっとこういう場に出席して、個人として認知され、societyに受け入れてもらう努力をしないといけないと僕は思っています。

「文科省の予算に頼りきるのは限界」スキームによって国立大学の課題を解決する可能性も

この記事は興味深いです。
どうやって自衛していくべきか。
僕の場合、大学で研究ができなくなるのであれば、大学にいる意味がないと思っているのでこういうスキーム作りに関してはそれなりに理解しておかないといけないし、あるときには実際に行動に移さないといけないかもしれません。

2018年10月 5日 (金)

がんを消す免疫薬の真実 本庶佑/立花隆著

二年ほど前の文藝春秋の記事がebookとなっています。
本庶先生のお仕事や、この数年の科学政策や製薬業界における問題点に対する意見を知るには非常にわかりやすい内容となっています。
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2018年10月 3日 (水)

今回のノーベル賞の内容の紹介

巷にいろいろと情報が溢れかえっていますがどれも浅い中、小野先生の記事が突出しています。
https://news.yahoo.co.jp/byline/onomasahiro/20181003-00099152/
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いつもイラストがかわいいなあ、と思います。

Poor basic science blamed for Korea's failure to produce Nobel Laureate

韓国の友人から本庶先生の受賞の祝福の言葉と共に、自国のサイエンスを嘆いていました。
この記事を紹介してくれました。
日本に比べて韓国は政府からの研究費は確実に増加しており、そして論文成果、そして大学の国際ランキングも上昇しています。日本からすると羨ましいくらいなのですが、この記事をよめば、応用研究に変調している、とのこと。これは本庶先生が危惧されている日本の状況と重なります。
そういう記事がはっきりでる韓国の方が、いま浮かれている日本よりも冷静で、これから10-20年間の科学政策が日本の将来を考えると本当に大切な時期を迎えています。
本庶先生が凄いのは、サイエンスだけでなく、ゴルフなどのスポーツ、ワイン、文学、政治など、なんでもやってしまうところです。山中先生のような国民からの親しみやすさはあまりないんじゃないかな、と思ったりしますが、自分の正しいとおもうことをずばっと言ってしまえるし、そしてそれを地でここまでやってこられたわけで、異次元です。

本庶先生のこと 独創的研究とは

http://brh.co.jp/s_library/interview/37/
の記事が詳しいかと思うのですが、でも、やはり、僕に取って、一番意味があったのは、この事件かと。。。
http://www.med.osaka-u.ac.jp/pub/molonc/www/old/immune/OriginalityHonjo1.html
免疫学の研究を大学院でスタートしたころにこの記事を読んで、自分のやっている研究がどこまで独創的か、ということについてかなり考えさせられたことをまだはっきり覚えています。
あの記事を最初に読んでから、もう18年も経つんだなあ。

ノーベル賞 つづき

実は数年前、ノーベル財団から、医学・生理学賞にふさわしいテーマと人物の候補をあげて、さらにその理由を説明して欲しい、という手紙がきました。
最初は悪い冗談かと思いましたが、実はofficialなものだったので、丁寧に対応したことをふと思い出しました。
ノーベル財団は、ぼくのような下々のところまできちんと情報を張り巡らせて賞の選考を進めていることに感心したものです。
その時に僕が記載したのは、「生体応答の抑制因子とその臨床応用」というもので、PD1, CTLA4の本庶先生、Jim Allisonと、制御性T細胞の坂口志文先生の3名を候補に挙げさせていただきました(そういえば、confidentialにすること、と記載されていたような記憶がありますが、まあ、いいですよね)。
そのうちの二人が受賞となり、大変嬉しく思っております。坂口先生のお仕事が入ってもおかしくはなかったのでは、と個人的に感じたりしました。

2018年10月 2日 (火)

本庶先生のノーベル賞受賞インタビュー

英語のインタビューです。
https://www.nobelprize.org/prizes/medicine/2018/honjo/interview/
良いバイオマーカー探しと、更なるimmunotherapyの発展(奏功率をあげる事)が今後の課題とのこと。全くその通りだと思います。
今後しばらく免疫療法はさらなるブームが続き、また、本庶先生の科学政策などに関する提言が取りざたされることでしょうが、これを一時的なものにせずに、永続的に基礎研究に支援をすることに繋がることに期待したいです。

2018年10月 1日 (月)

本庶先生の記者会見

youtubeにupされています。
https://www.youtube.com/watch?v=lwcr6GF7r0k
研究のmotivationや心構えなどの人生哲学が伝えられています。現在の科学研究政策に対してもご自身の意見を述べられていて、これが政府の耳にも届くことを願います。
「好奇心を大切にして、そして自分の頭で納得がいくまで実験して考える」ことの重要性は、いつも自身にも言い聞かせています。
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ちなみに、昨年末に、ゴルフをご一緒させて頂いたときの写真です!
研究は言わずもがなですが、ゴルフも叶わないのが悔しい限り。。。

本庶先生 ノーベル賞

これほど嬉しいニュースはないです。
期待しすぎるとうまくいかなかったときにがっかりするというのもあって、期待を抑え気味にしていました。もう少し時間がかかるかと思いましたが、早く受賞が決まり本当に嬉しいです!
癌治療の歴史が変わったことを、ノーベル賞の選考委員の方々が重く受け止めてくれたということですね。
しばらく興奮冷め病まない。。。

2018年9月30日 (日)

ある男 平野啓一郎著

全作「マチネの終わりに」から約二年待っての新刊。
一気に読みました。この作家の引き出しの多さを改めて感じさせてもらいました。彼の最近のこだわりの「分人」をまた違う角度から捉えた作品で、読後感も凄くよいので今年の一押しです。
平野氏は、SNSでの意見からはかなり偏った思想の持ち主と見ていますが、作品の中では、例えば死刑制度に対しても賛成と反対の両意見を取り込んでこちらに考える機会を与えてくれます。

村上春樹氏と比較するのは間違っているかも知れませんが、平野氏が作品の中で描く人間像や作り出す世界観のようなものは、決してまさるとも劣らないと感じますし、また、重ねての言及になりますが、引き出しが多い。次はどんな世界を展開してくれるのかをとてもワクワクしながら待てる作家です。

2018年9月29日 (土)

信越五岳の写真 大会ホームページから

トレランってどんな感じなんですか?とよく聞かれます。
参加してみないとその魅力は絶対に伝わりません。これは研究や手術も同じだと思います。
ちょうど先日走った信越五岳の大会ホームページに写真がupされました。
http://www.sfmt100.com/result/2018report.php
上記のサイトに立ち寄ってくれれば簡単なのですが、それすら面倒だという方のために、その一部を。というか、写真に少しずつ解説を付け加えたいと思います。
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スタート地点。夜7時半スタートなので、みんなヘッドライトを点灯しています。
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ホタルの群れみたいな感じでこれはこれで結構幻想的だったりします。
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こういう瞬間は自分が自然の一部となって、さらに自分が野性というか動物であることを意識します。前後に人がいなくなって孤独に走っているときが一番好きな瞬間です。
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こういう急登も時にあります。これはレースによります。この大会は走れるコースが中心なので、こういうところはあまりないです。
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走れるところ。こういうところも気持ちいいです。 
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この程度の登りをどれだけ走れるのかが実力の差がでるところです(本当は差がでるのは下りだと僕は思っていますが)。
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3時間おきくらいにエイドステーションがあります。ボランティアの方からコーラをもらったりすると、感謝の気持ちで一杯になります。
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水たまりはこんなもんじゃないです。どろどろになります。僕も何度か派手にこけて、結構出血しました。ただ、擦り傷とかマメとか、足の爪がはがれるとか、そういった表面のケガはたいした事はないです。日にち薬で必ず治りますから。
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ゴール地点。トレラン界におけるレジェンドの鏑木毅さん。この人がいなかったら僕はトレランをやってなかったかも知れません。
同じ大会で走ることができただけでも幸せ。
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エイドステーションで苦しんでます。リタイアしたいと何度か思いましたが思いとどまってよかったです。
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というわけで、28時間も走ってしまったわけですが、いつもゴールは最高。
これからもリタイアはしないぞ。

自分の時間の確保 ノーベル賞

今年はヨーロッパや米国の皮膚科学会からの座長や講演の依頼はお断りして国内での時間の確保に努めてみました。
おかげで自分自身の時間を確保することができ、自学の時間をより確保することができたように思います。
一方で、ヨーロッパなどの皮膚科の臨床の学会に合わせて多数開催される国際共同の臨床試験や各種学会や国際紙の会合には全く参加できませんでした。自分抜きにどんどん世の中の臨床試験が進んでいくこと自体はそれほど大きな問題ではないのですが、日本が国際臨床試験から外され、さらにはアジアにおける早期のマーケティングの場として日本から他のアジア諸国に移ってしまうリスクもない訳ではありません。
そう考えるとどのあたりが落としどころなのかな、というのは悩ましいところです。
あと、もうすぐノーベルウィークです。
医学生理学賞が気になります。ゲノム編集は化学賞かもしれないけど、裁判が解決したら遅かれ早かれ取るんでしょう。
日本からの医学生理学賞の可能性は、20%くらいかと思ったりします。何しろ、医学・生理学賞のカバーする範囲は広いので、それこそオリンピックの金メダリストの中で誰が一番凄いか?みたいな話になります。柔道・水泳・体操などいろいろな種目があるなかで誰が一番impactがあるのかを決めるのは僕には無理です。
本庶先生がとってくれれば僕は望外の喜びですが、まだ恩恵を被ることができる人が限られているので時期尚早という気もします。臨床系だと僕ならHIV薬の開発に貢献した満屋先生の存在は計り知れないと思います。坂口志文先生もよく取り上げられていますが、基礎研究のimpact プラス 臨床への貢献があって、という気がします。そうするとまだ時間がかかるかなあと。
基礎系では種目が多すぎてちょっと。。。森先生のお仕事は凄いのはわかりますが、僕にはあまりなじみがうすいというか。。。
もの凄い研究が10-20は最低でもあるのでその中から一つ、というのは大変な事ですね。無責任な予測をする暇があれば、自分の仕事を頑張るべきですね。

2018年9月28日 (金)

日本がん学会

がん関連の学会に参加するのは久しぶりです。
自分のhomeは免疫・アレルギー疾患ですが、うちの病棟で入院している患者さんの多くはがんであり、やはり皮膚科医(特に大学では)はがんをなんとかしないといけないと思ってきています。
もちろん僕は専門家ではないので、うちの教室員がどうすればこの領域で一流に成長してもらえるかということを考えてのことです。
そのためには今何が解決して無くて、また、どのようなアプローチ方法があるのかを適切に判断する必要があります。
今回の参加でその目的はある程度は達成できましたが、大変奥が深い領域ですのでこれからもこつこつ勉強を続けていこうと思っています。
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スローガンは、「極めたるで、がん研究」。
極めることはできませんでした。。。

2018年9月27日 (木)

「医師臨床研修マッチング2018」中間結果ランキング by 日経メディカル

京大は今のところ人気三番手のようです。
この大学は、学閥も余り感じさせないし、自由な雰囲気があるので人気があるのも何となくうなずけます。京都という町自体も魅力があると思います。
研修した人達が将来どういう人生を辿っているのかをきちんと追跡調査ができると興味深いんですが、どうなんでしょうね。
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日本生化学会

分子生物学会と共に、大変勉強になりました。
また、脂質研究者と久しぶりに親睦が深められて、これも大変ありがたい事でした。
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特別講演は、大村智先生、柳沢正史先生、森和俊先生とノーベル賞ホルダーやそのクラスの方々によるもので、これもまた素晴らしいものでした。
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僕は毎日たくさん寝ているのですが、眠りが昔から浅く、随分と人生を損しているなあ、と思い続けています。
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こういうのを見ると時代の移り変わりを感じます。

スカイライナー京成

以前よりも成田がちかくなり(都心からの交通が便利)、それに比べて関空は京都から遠く感じます。リニアモーターカーとか造ってくれんかな。。。
先日のったスカイライナー京成は乗り心地もよかったし、そこで使われていたCMソングもなかなかおしゃれでした。
たかはしほのかさんって、知らなかったです。

謙虚さがなくなる14の兆候 素心のすすめ 池田 繁美 2004

9に関しては理論が大切なことは多いので、わるいことではないと思いますが、なかなかよくできていますよね。
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2018年9月25日 (火)

ディープラーニングの判断根拠を理解する手法 日本生化学会

半年ほど前の記事ですが、参考になりました。
サイエンスは、面白い方向に向かっているなあ、と思います。
ちょうどハラリのホモ・デウスを読み始めたところなので、いろいろと腑に落ちます。
そして昨日、今日と生化学会に参加しますが、この学会はまだこの領域の侵入をあまりかんじさせません。平和な感じです。
ちなみに学部学生さんは生化学会無料ですから、ちょっとでも参加してみては?
京都国際会館で開催中です。
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2018年9月24日 (月)

信越五岳トレラン 100マイル

先日の週末に、ちょっくら100マイル走ってきました。
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昨年走ったUTMB(モンブランの周りを走るやつ)は3000m近くのところをうろうろするため、高山病になり、また一つ一つの山がでかい上に急登が多くて心身共に疲れ果てましたが、今回の信越五岳は楽しめました。もちろん途中しんどくて何度かリタイヤしたいなあ、と思ったりしたのですが。
100マイルレースのつらい点は、夜走らないといけない点です。特に今回のレースは夜7時半スタートですので普段だったらゆっくり寝ている時間にずっと走り続けなければなりません。
なぜこんなバカなことをしているんだろう、と夜は何度も思います。ただ、真っ暗闇の中を走っていると、自分の五感が研ぎ澄まされ、自分の野性を感じる事ができます。これは決して普段の生活では得られないものです。
ようやく4時頃になって少しずつ山際が明るくなっていく姿が目に入ると疲労の中にもエネルギーが少しずつ復活することを感じます。お天道さまへの感謝の気持ちも湧いてきます。
100マイルレースは、要するに自分との対話を続けることに他なりません。今回は28時間を要しましたが、その間、自分がこうして元気に生きていることに感謝したり(特に両親や家族ですね。。)、思い通りにならない自身に失望したり、食べ物を受け付けなくなってしまった自分を労ったり、応援してくれるボランティアや友人、家族に感謝したり。。。
ただ、最後の方は衰弱してほとんど何も考えられない状況になってしまってますが。
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100マイルレースを走っているときは、「こんな事はもう二度とやらない」と強く誓うのですが、次の日には次はどのレースに出ようかな、と考えたりしているわけで、自分がとことこん楽観的なんだということを実感します。

2018年9月23日 (日)

なぜ日本は人工知能研究で世界に勝てないか 東大・松尾豊さんが語る“根本的な原因”

松尾さんの意見、ごもっともなのだけど、これが現実と受け止める今はなさそう。
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日本は勝てない」現実と向き合う所からスタート

――米国や中国に比べ、日本は人工知能開発で遅れているといわれています。なぜ日本はこの競争に負けているのでしょうか。

松尾さん それは、日本がインターネットで世界に負けた理由と似ているのではないでしょうか。

 一つは、技術の取り入れ方が非常に遅い点。1990年代後半には若者たちが「これからはネットの時代だ!」と言っていたのに、上の年代の人たちが理解しませんでした。「信用できない」「オタクが使うだけ」と否定し、新しいものが生まれなかった。

 今もそれは同じです。一口にAI、人工知能といっても、新しい技術の中心であるディープラーニングに対して、従来の分野へのこだわりが強く、拒否感が強い人も大勢います。

 もう一つは、若い人が力を持っていない点。若い人が自分の裁量で自在に動けるような社会環境になっていません。彼らに裁量を与えて何かやらせれば絶対に何か起こるんですけど、それをやらせないから変化が起こらない。

 現状は、基本的にもう勝ちようがありません。その現実と向き合うところからスタートです。この25年、グローバルで勝った日本のIT・Web系企業はないじゃないですか。ずっと負け続けて、人工知能でも負け続けてますよね。

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これが現実と言うことです。臨床や基礎研究の領域にもdeep learningは入り込んできているので、早晩このあおりを僕らも受ける事は間違いないです。というか、もう受けてますね。

さらに、

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 もちろん、大企業の上層部も国全体も、もっと技術を勉強した方がいいです。中国は全員が試験勉強中みたいな状態ですが、日本は勉強しませんよね。今持っている知識から1歩先、2歩先になってしまうと、もう分からない。勉強すれば理解できるのに、それをしない。普通に考えると勝てるわけないですよね。

 今は「自動車の仕組みを知らないのに、自動車立国になろう!」と言っているようなものですよ。「油で走るらしい」くらいの理解では立国は無理です。

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そして、追い打ちをかけるかの如く、

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――行政の政策や大企業の動きの遅さに対する不満を述べるより、自ら手を動かすべきだと。

 そうです。よく大企業向けに講演もしますが、「話してもどうせ行動しないだろうな」という気持ちもあります(笑)。一体いつまで僕の初歩的な話を聞いてるのだろうと。

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と続くわけです。

そして僕はどうしたかというと、この本をまず買ってみました。

「入門者のPython」

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何でもいいから一冊通して読んでみよう、と。

2018年9月22日 (土)

週末

連休ですね。こちらは仕事したり、ちょっとお散歩したりして凄そうと思っています。
reviewやeditorのhandling papers、依頼原稿などをできるだけ整理してしまって、借金生活から抜け出したいです(アカデミアの職には貯金生活というものがないのが残念)。

2018年9月21日 (金)

Visual Dermatology2018年臨時増刊号: 皮膚科本音トーク (Visual Dermatology臨時増刊号)

この本は、visual dermatologyの歴史の中でももっともユニークな企画の一つです。僕も「アトピー性皮膚炎の今とこれから」、「AIは皮膚科を滅ぼすか?」の二企画に参加させてもらいました。

塩原先生・江藤先生・今山先生らのぶっちゃけトークに比べると自分の到達しているところがまだまだひよっこだと思わざるを得ない。この企画はまた数年後に是非やりたいものです。
羅針盤 本音で語ってこそ楽しい 塩原 哲夫

1 アトピー性皮膚炎の今とこれから
椛島 健治(司会),加藤 則人,室田 浩之,福永 淳

2 外用薬本音トーク─プロが語る外用の極意
江藤 隆史(司会),古江 増隆,加藤 則人,五十嵐 敦之,塩原 哲夫

3 痒疹大激論─痒疹とはいったい何なのか?どうしたら治るのか?
塩原 哲夫(司会),佐藤 貴浩,青山 裕美,室田 浩之

4 AIは皮膚科を滅ぼすか?
椛島 健治(司会),藤本 学,山﨑 研志,古田 淳一

5 掌蹠膿疱症の治療─正解はどこにあるのか?
松永 佳世子(司会),照井 正,小林 里実,伊藤 明子

6 酒皶様皮膚炎の治療─あなたならどうする?
塩原 哲夫(司会),出光 俊郎,大久保 ゆかり,江藤 隆史,スペシャルゲスト

7 悪性腫瘍の追加切除に意味はあるか?
大原 國章(司会),八田 尚人,中村 泰大,藤澤 康弘,門野 岳史

8 鼎談:アトピー性皮膚炎患者の入浴について
塩原 哲夫(司会),今山 修平,江藤 隆史,スペシャルゲスト

9 患者1 人あたり診察時間,どのくらいかけてますか?─スキンケア指導,いぼの治療を含めて
大槻 マミ太郎(司会),石黒 和守,佐藤 佐由里,川瀬 正昭,岸本 恵美

Association of Clinical Specialty With Symptoms of Burnout and Career Choice Regret Among US Resident Physicians

JAMAから。
https://jamanetwork.com/journals/jama/article-abstract/2702870
皮膚科はburnoutしている人の割合も、皮膚科を選んで公開している人の割合も他科に比べて圧倒的に低いことが示されています。
まあ、予想通りですね。
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日本の皮膚研究も踏ん張り所

欧州の皮膚科学会のofficial journalのJEADV(IFは4.3)という雑誌があります。
僕もjournalのeditorial boardに入っているので(日本からは僕と慶應の天谷先生がメンバーっです)、editorial board meetingの資料が手に入ります。
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購読している施設は日本が微減で他国は増加傾向。これはまさに研究費の潤沢さを反映しているものと思われます。
掲載論文の投稿先に関する情報は国別のものがない(地域毎の解析)ので日本の状況を捉えるのは難しいですが、印象としては同様です。
日本からはletter to the editorは多いですが、きちんとまとまったoriginal articleの投稿は少ないです。これは京大も同じことで、症例報告はJEADVにそれなりに掲載されていますが、大規模臨床研究などは多くないのが現状。
アカデミアの疲弊だけのせいにしてはいけないですが、働きすぎればそれはそれで文句言われるみたいだし、じゃあ、どうしろというのでしょうか。
システムだけは欧米の真似をして、でも、メンタリティや能力がこれまでの日本人の状態からそれほど変わっていないのであれば、そりゃあ、国際競争力は下がりますよ。

2018年9月20日 (木)

富裕層がシンガポールに親子留学する理由 実は外国人も通いやすい"高学歴国"

僕が感じる事とかなり合致する記事です。
日本が本来目指すべき教育への投資において、シンガポールに完全に水をあけられてしまった形になります。
今既に10年は遅れを取っていると思いますし、これからもこの差は開くばかりなので、本当に残念な事です。
安部さんは三戦とのですが、オリンピックなどで浮かれている場合ではなく、もっと真面目にこの国の行く末を案じてください。

科学を志す人のために 早石修先生より

ある財団の審査をしていたのですが、そのときたまたま色々と調べていたら以下のサイトに遭遇しました。
http://www.rikuryo.or.jp/home/people/hayaishi0.html
研究者に興味のある方は是非。僕のような凡人のブログよりもずっと役に立つと思います。
以下、目次。
第1研究室: 恩師に学んだ教育の姿勢
第2研究室: 大学の選び方…
第3研究室: 握り飯より柿の種?
第4研究室: 焼跡で始めた生涯の研究
第5研究室: WHATではなくてHOW
第6研究室: ランチセミナールの効用
第7研究室: 研究は探偵小説?!
第8研究室: 睡眠に賭けた第二の人生
第9研究室: 研究の本質
第10研究室: 研究者の向き/不向き

2018年9月15日 (土)

座って内視鏡、自分で実験 イグ・ノーベル賞に長野の医師

日本人の活躍もなかなかあなどれません。
もと論文はこれです。
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/16377328
どういう選考委員がいるのか興味があります。
ときどき自分で採血したりする人はいますが、colonoscopyを自身でおこなって、その経験を生かしてcoloscopyの改良を図ったところが素晴らしいです。堀内先生は関連論文が結構ありました。

2018年9月14日 (金)

慶應医学賞 柳沢正史先生

受賞おめでとうございます。
エンドセリンとオレキシンという異なる二つの領域において鍵となる分子の発見のみならず、治療にも応用されているわけで、改めて凄い方だと思います。
研究者として凄いだけで無く、後輩の人材育成(いろいろな学会で後輩に発表のチャンスを積極的に与えられています)や科学に関する政策などでも歯に衣着せぬ意見を述べられます。僕に取ってのあこがれの先生ですね。。。
睡眠に関しては未知の事がたくさん残っており、今後の研究の発展もとても楽しみです。

2018年9月12日 (水)

自分のことだけ考える 堀江貴文著

内容はこれまでの彼の作品とさほどかわりません。それをわかってはいるのですが、たまに彼との対話を楽しみたくて読んでいます。

悪くいう人が多いですが、正直な人です。
ということで、少し。

「金持ちを貧乏にしても、貧乏な人は金持ちにならない」 byサッチャー
これは英語の方がわかりやすいです。
“The poor will not become rich, even if The rich are made poor.”

いいと思ったのは、「解決しなければならない課題は必ずその日のうちに解決する。だから、悩み事で不眠になる、という感覚はない」というところでしょうか。僕も同感で、研究していたときは、必ずデータはその日のうちに全て解析し、考察してから帰宅してました。これは大学院のみならず、留学中にもずっと続けていました。

そしていまはどうかというと、人事などの問題は、なかなか自分だけの考えでは解決しないことが多いので先延ばしにすることで、かえってストレスを溜めてしまっています。あかんですね。

もう一つ、「世の中には熱中できてない人が多すぎる」という点。これは先日小澤征爾さんも同様のことを述べられていました。全く同感です。死にものぐるいに熱中して何かを成しえた体験をせずにこの世を去るなんて僕には絶対にあり得ないです。

US OPEN ナブラチロワさんのコメント

冷静なコメントです。英語の記事で申し訳ないです。
Ms. Williams was absolutely marvelous toward Ms. Osaka after the match. A true champion at her best. But during the match — well, enough said. The way Ms. Osaka carried herself both during and after the match was truly inspiring.
とあります。大坂さんの振る舞いは本当に胸を打つものがありました。
昨日、USオープンの決勝の録画をみましたが、本当に素晴らしかった。わずか20歳の彼女に対して心から尊敬の念を抱きました。

ラスカー賞 2018

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発表されてますね。
http://www.laskerfoundation.org/
プロポフォールというのはちょっと意外でした。
histone modificationは妥当な選択です。
Cell誌などでも特集が組まれています。

2018年9月10日 (月)

甥っ子、姪っ子@博多

博多の妹familyと時間を過ごしてきました。幸せな時間でした。。。
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子供って、勝手にどんどんうまくなっていくから感心します。ダブルでストライクを取ったりしてました。
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まだ小さいのでボールを持つのが精一杯。
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まだ一歳になったばかり。かわいくて仕方ないです。
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お父ちゃんのもとですやすやしてました。
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またあそびにいくヨ!

2018年9月 9日 (日)

大坂なおみ選手のUSオープン 優勝

寝過ごして試合をライブで見ることが叶わなかったのですが、嬉しいニュースでした。
スポーツ界で日本人が成功している人にはいくつかの共通点がある気がします。
とくに彼女は、長嶋茂雄ー青木功ー具志堅用高らのような天然系で、それがくだらない呪縛のような日本独特のプレッシャーから解放されているように見えます。
ちなみに海外のニュースは、彼女の優勝よりもSerenaと審判の確執の方がメインでした。
でも、最後には良いこともかいてありました。

Osaka, in her speech, apologized to the fans, acknowledging that most of the fans were rooting for Williams in her quest to set a career record.

“I know that she really wanted to have the 24th Grand Slam, right?” Osaka said later. “Everyone knows this. It’s on the commercials, it’s everywhere. When I step onto the court, I feel like a different person, right? I’m not a Serena fan. I’m just a tennis player playing another tennis player.”

Then, tearing up, she added, “Anyway, when I hugged her at the net, I felt like a little kid again.”

大坂選手がアメリカをはじめとする世界中のテニスファンのハートをつかむのは時間の問題と思います。

2018年9月 8日 (土)

乾癬学会

松山で開催されている乾癬学会に出席しました。
愛媛大の佐山会頭をはじめ、医局員の方々が素晴らしいorganizeをされていました。
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特別講演の審良先生を囲んで。
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会頭の佐山先生、島田組長、佐野先生。
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その後は、Moon Growにて。Michelのピアノ、佐野先生のドラムセッション。
僕はのんびりリラックス。。。
今日は、Michel Gilliet先生、Eric Lan先生、岩倉洋一郎先生、山本圭先生らの特別講演やシンポジウムを楽しみました。
乾癬学会は参加者が1000人を越えていると思いますが、これは乾癬という疾患が皮膚科という枠を越えて関心を集めているからだと思います。
免疫学会の素晴らしい先生方や製薬企業の方の関心が高い事からもうかがえます。

2018年9月 7日 (金)

台風の爪痕

今回の台風はこれまで僕が経験した中でもっとも激しいものでした。
大阪の知人は未だに停電中だし、北海道の地震のときにちょっと不謹慎なのかもしれませんが、朝5時に起きて粟田口から将軍塚方面へお散歩に行ってきました。
ところが、この東山トレイルは倒木で完全にふさがっていて、さすがに諦めて引き返しました。しばらくこのルートは厳しそうです。
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2018年9月 6日 (木)

永田和宏先生との対談 医学界新聞 「知の体力とは――日本の臨床・研究・教育の行方(仮題)」

11月2日発行予定の医学界新聞に「知の体力とは――日本の臨床・研究・教育の行方(仮題)」
というタイトルで永田先生との対談が掲載予定です。

先日、グランドプリンスホテルで収録がありました。

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台風接近中で髪がぼさぼさになってしまっていますがそれは愛嬌で。。。
永田先生が凄いなあ、と思うのは、僕の喋りたいことを一瞬で理解してくれて、それを引き出してくれることです。これって人間力ですね。勉強しても身につくものではないです。

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ホテルまでの往復はスーツをリュックに背負って、ジョギングしました。なんやかんやでまだ暑いので汗だくになりました。。。

医学界新聞の編集者のかたがランナーだとしって、一緒に撮影しました!
僕の世界は、いろいろなところで繋がっています。

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