2017年5月23日 (火)

皮膚の研究

訳あって(論文のreviewを依頼されています)、この本を再読中。
本当に素晴らしい出来映えです。
執筆陣の多大なるeffortに本当に感謝します。
また、新しく入った大学院生さんには、是非お勧めしたいです。こんなにいい教科書はそうないです。

Th_img_8235

2016年4月~2017年3月 第13回全日本マラソンランキング

https://runnet.jp/runtes/ranking/

上記のサイトから年齢別のランキングを知ることができます。
20170523_70706

これをみると、本当になんとも中途半端。
サブスリーでもなく、また、順位も280番。

せっかくなので、いつか100番以内に入れないかな、と言う思いにはなりました。
あと、サブスリーもしっかり来シーズンは達成したいです。

趣味ではあるので、たかがマラソン、されどマラソンです。

2017年5月20日 (土)

企業とのdiscussion

昨日は某企業との打ち合わせがありました。準備にはかなりの時間をかけて望んだのですが、僕の専門領域と合致する相手側の専門家がいなくて、あまりdiscussionが盛り上がらず。。。
かなり虚しい気分になるも、まあ、仕方ないか。

この一週間は結構仕事ができました。睡眠時間は確保しつつ、それでも一日15-6時間は仕事ができたように思います。
よく、働き過ぎはだめだとか言われますが、それって、個人には違いがそもそもあると言うことを全く無視した議論です。少なくとも、僕は、何時までに大学を出なさい、などと言われたら凄く困ります。家では大学と同じ効率で仕事を進めるのは難しいです。それはネット環境とか、資料などの豊富さから圧倒的に有形無形に違います。

今朝も6時前から大学で一仕事していますが、週末の朝は凄く仕事がはかどります。
今は、海外の先生と一緒に論文を書いていて(しかも4つ)、これはうちらのラボのメンバーに任せるのが厳しいものなので、こつこつと自分で進めています。さらに、海外の人は気安くskypeしよう、とかいってきますが、米国、ヨーロッパ、アジアの3大陸でやろうとすると、マイナー組のアジアはいつも割を食います。夜中のskypeが多くて困ってましたが、少しずつこちらの発言権もあがってきて、徐々にましな時間に開催してくれるようになってきました。
体調も崩れるので、もう、できるだけ夜中のskypeはあっさり断ってやろうと思っています。

週末は札幌への出張があります。

いい研究をすればいいのか、いいものをつくればいいのか? 

以前、画家の村上隆の本「芸術起業論」をを読んだときの衝撃は今でもまだ脳に焼き付いています。もう10年ほど前だと思いますが、「芸術をビジネスにすること」を画家が公言することに抵抗を少し感じました。でもいまは彼のいいたかったことが本当に良くわかる。

サイエンスもいい研究をするだけではダメだとむしろ言いたい(というかそういう立場をあえてとりたい)。一部の特別な人は除いて、僕らのような凡人は、いい研究費の申請書も書けないとならないし、自分の仕事のいい点をきちんと世にアピールしないといけない(「世」というのは、一般市民、と言う意味だけではなく、企業だったり、文科省だったり、その対象はとても広い)。自分の所属するsocietyでいろいろと役回りもしてsocietyからもappreciateされないといけない。コラボレーションも不可欠。そういう総合プロデューサーをさらりと演じられないとダメだということです。サイエンスもビジネスの側面がある、ということを敢えて認めたい、ということです。

同じように、日本の企業もいいものをつくればいい、と言う考えだけではだめなのでは。iphoneの部品に日本の製品が使われていることをよろこんでいるようでは、日本は一生単なる下請けで終わってしまいます。「日本は実は凄い」というような新聞記事やテレビ番組にはちょっと食傷気味です。

hardも大切だけど、今、世界を動かしているのは、amazonやgoogle、facebook、uberとか仕組みをつくることに長けた企業と思います。しかもそれが世界基準のもの。一方、日本が目指しているのは、市場を日本に見据えたものが多いです。

それも決して悪いわけでは無いけど、でも、それは凄く損をしていると思います。

日本の大学も同じ問題を抱えてますね。。。。


2017年5月19日 (金)

免疫学の講義 高橋先生の講演

昨日は午後に医学部の3回生に免疫学の講義をしました。
僕の担当はアレルギー。
教科書的な話ではなく、実際の皮膚疾患をモデルにしてできるだけ具体的にイメージしやすくするように心がけました。
明らかに寝てる、という人はほとんどいなかったです。
凄く勉強している人や、いい質問をしてくれる人もいて、こういう学生が将来どのように成長していくのか楽しみでもあり、また、逆に成長できなかったら一体何が悪いのでしょうか。..
まあ、本人の人生ですから、こちらがとやかく干渉することではないですが。

夕方は琉球大の高橋教授と金沢医大の望月先生の講演がありました。
高橋先生の皮膚の進化の話はめちゃくちゃ面白かった。
高橋先生ほど趣味感覚で研究をしている臨床家も珍しいのではないかな、と思う。これが京大のあるべき姿ですが、この閾まで到達しているメンバーはまだ皆無といわざるを得ない。でも、そういう人が育つ環境は提供したい。

Montagna Symposium

skin biologyのgordon conferenceのようなものです。
僕自身も参加をとてもたのしみにしています。

http://www.montagnasymposium.org/program.html
Titleimage2017

20170519_82012

invited speakerに日本人がきちんと入れてよかったです。
Tony (Anthony Oro)と毎朝一緒にジョギングしようと思います。
もしもこの会に参加予定でジョギング好きがいたらご一報ください。
一緒に走りましょう!

2017年5月16日 (火)

USMLE 京大の医学部図書館

先日、日本皮膚科学会の理事会で東大の近くへいってきました。
早めにいって、一階のスタバで仕事をすることが多いのですが、今回仕事をしていたら、向かいの女学生がUSMLEの勉強をしていました(USMLEはアメリカの医師免許のこと)。
懐かしいなあ、、、。
僕の学生時代は同級生がStep1には30人近く通ったと記憶してます。みんなでUSMLEの勉強会をするのが当たり前みたいな感じでした。

毎週月曜日は皮膚科のポリクリのローテションをする学生さんに皮膚科についてのイントロの講義を2時間ほどしています。
今年の学年はあまりUSMLEはブームではないようです。去年の6回生は積極的だったので、学年によってカラーが違います。

京大の医学部図書館は、今とても頑張っていて、以下のような企画をしています。
http://www.lib.med.kyoto-u.ac.jp/usmle/usmle2015.html

僕も一度講演をしました。

アメリカでの臨床研修に興味を持つ若い学生さん達が目をきらきらさせてセミナーを聞いていたのをよく覚えています。

こういう学生さん達の夢や期待に応えることができる医局を作ることが今の目標で、うちのスタッフもよく頑張ってくれています。

僕もあと10日で47歳。あと19年の任期で後輩の育成をしっかりやりたいなあ、と思っています。


2017年5月15日 (月)

比叡山トレイルランニングレース 2017

昨年、熱中症になってぼこぼこにされた比叡山トレイルランニングレースにリベンジを図りましたが、またもやあえなく撃沈しました。
理由はいろいろありますが、一番の理由は練習不足。
山の上り下りの練習をほぼこの4ヶ月全くしてませんでしたので仕方ないです。
世の中そんなに甘くないという当たり前の事に改めて気付かされました。

18449427_1433552899999200_872957744

去年もここでやられたのですが、またもやここで。。。
しかも今回は前半結構雨が強かったので、ずっこけて手首をひねるわで、前半ながら心は完全に折れてます。

18033975_10105553041981183_46065359

50kmのレースですが、ここはまだ30kmちょっと。エイドで石田君がコーラを差し入れてくれたので、もはやくつろぎモード。

18446732_10105553041986173_49734633

気を取り直して、向こう見える山越えに向けて再スタートです。
ここまでくるとゴールはもうかなり近いので、気も楽になっています(が、足はあまり動かない)。
247824794_624v1494829210

残り2km。もうしんどい。。。このあたりの景色は凄く幻想的なんだけど、景色を楽しむ余裕はなく、歯を食いしばるのみ。

18446952_10105553163103453_10014448

最低でも去年のタイムより短く走ろうと思っていたのに20分オーバーの8時間40分越え。
来年はどうするべきか。

1.1−2ヶ月前から山に時々入って大腿を鍛える
2.天候にもよるけど、もう少しグリップの効いて軽いシューズに変更
3.前半飛ばしすぎない
4.トレイルの登りは歩きでいいけど、下りをずっと走り込めるだけの大腿四頭筋を鍛える(こは1番と同じか。。。)

まあ、遊びなので、楽しく走れればそれで十分ですが、来年は8時間は切れるようにしたいと思います。

失速する日本の科学力 基礎研究の環境に課題

再三取り上げていますが、池上さんがとりあげてくれると一般の方に対しても説得力があるなあ、と感心しました。

http://www.nikkei.com/paper/article/?b=20170515&ng=DGKKZO16359460T10C17A5TCL000

以下の部分は非常に気になるところです。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 このところテレビでは、「日本がすごい」という番組が増えていますが、これは日本に対する日本人の自信のなさの裏返しのように見えます。「日本はまだまだ大丈夫だよ」と視聴者に自信を与えようとしているのではないでしょうか。

 でも、それだけの職人技や文化レベルは、何年も前に築かれた遺産だということを忘れてはいけません。それは、「日本はすごい」ではなく、「日本はすごかった」という振り返りでしかないかもしれないのです。

2017年5月12日 (金)

メモを取ることの重要性

先日紹介した野口悠紀雄氏の音声入力に関する書で再三に亘りの述べられていたのは「メモを取ることの重要性」です。
僕は記憶力が悪いことを自覚しているのでメモは良く取ります。

後輩に実験などを指導しているときに、メモを全く取らない人がいて、昔はそういう人は記憶力がいいのかな、と思って看過することが多かったのですが、実はそうではない、ということを日々経験しています。

上司に何かを教えてもらうときにメモを取らないのはだめですね。そういう人に限って同じ間違いを何度も繰り返す傾向があります。

それは学会で講演を聞いたりするときでも同じ事だと思います。
学習能力というものは、勝手に備わっているものではなく、自分で身につけていくもので、その基本はメモを取ることからかな、と最近思います。

2017年5月11日 (木)

マラソン2時間切り

http://wired.jp/2017/05/09/nike-breaking2-report/
の記事はとても興味深かったです。
この件についてはたくさんの記事がありましたが、上にリンクを貼った記事の他のもののほとんどは、単なる結果のみに触れたもので、このプロジェクトがいかにおもろいものであるのかが全く伝わってきません。

よくマラソンは、長い間走るだけのスポーツと思われている要ですが、僕はマラソンにはサイエンスの要素が極めて大きいと思っています。

その理由はこの記事を読めばみんなに伝わると思います。ですから、今回のNIKEのbreaking 2 projectは、「2時間切りまで26秒届かなかった」、という単なる結果よりも、そこに至るまでのサイエンスのプロセスがとても面白い訳です。シューズ、食、ウェア、トレーニング方法などの英知を集めて、「人間の能力の限界に挑戦する」というこのプロジェクトにこれからも目が離せません。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

「今日、わたしは不可能が可能になることを学びました」。キプチョゲはレース後のインタヴューでそう語った。「わたしは目標を達成できませんでしたが、幸せです。世界中のすべての世代の人々に、『希望をもとう』と言うことができるからです。わたしたちがここに来たとき、2時間切りを達成するためには2分57秒の壁を超えなければなりませんでした。でもいま、その壁は25秒です。夢は現実になろうとしているのです」

聖路加病院に労基署、土曜外来を全科廃止へ

http://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/mem/pub/report/t291/201705/551216.html?n_cid=nbpnmo_fbed

日経メディカルの記事からです。

ようやく「医者の時間は患者のものではない時代を迎えた」ということですね。日本はそのあたりの理解が非常に遅れています。
そもそも、どうすれば医者の仕事量を減らせるのか、という議論と解決策がないので、
この流れで行くと、医療の質と量の低下は免れません。

患者さんからの要求は増すばかりのご時世ですから、医者が基礎研究や臨床研究をするための時間はますます確保できなくなります。それにより、日本の医療がどうなるのか、ということは大体想像が付きます。

月に1−2日の余暇

意外に知られていないのが日本の祝日の多さです。
以下にリンクを貼りますが、
http://www.mercer.co.jp/newsroom/2014-global-public-holiday-entitlements.html
いわゆる先進国の中では最も多い。

別にこれをいい悪いと言いたいのではなく、休みの日をどう使うかどうかを自身で一度考える方がいいのではないか、ということです。

僕の場合は、自分にとって必要な休息は月に1−2日くらいで十分で、それを山走りとかゴルフや温泉に当てています。
お子さんがいる家庭では家族と一緒に過ごしたいと思うことも大いにあるでしょう。。

ということで、休みの日だから休む、というのではなく、もっと主体的に休みを使うという考えはもっと持つ方がいいのでは、というのが僕の感じていることです。

2017年5月 9日 (火)

ぐち

この3日ほど、かなり真面目にずーっと仕事をしているのですが、全然減らない。。。やってもやっても他の仕事が降りかかってきます。
今週末は少しゆっくりしようと思っていたのですが。
一日16時間仕事しても仕事が減らないというのは、根本的に何かを変えないとどうしようもないので、やはり、仕事を断る勇気が必要なのだと思います。

こんなことしていると、みんなに嫌われていくのでしょうが、自分の体は一つなので、しゃあないですね。。。

大迫傑選手 マラソン

マラソンと研究はどこか似ていると思います。
というか、いろいろなスポーツがある中で、人生にもっとも近いのがマラソンのような気がします。単なる身体能力だけではなく、自分の精神で肉体をコントロールするところに共通点を感じます。

さて、僕の中でいま興味のあるスポーツ選手は大迫選手です。
以下に、毎日新聞の記事をリンクしますが、二カ所とても面白いと感じました。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170508-00000089-mai-spo

今や簡単に世界銃どこへでもいけます。自分がどこに身を置くのか、それは自分の責任のもとに、自身で選ばないといけないと思います。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

--20年東京五輪のマラソンは酷暑が鍵になるが、その意識はありますか。

 ◆まったくないですね。正直それに費やす時間はすごくもったいない。それは科学が解決してくれたりする。今から暑さに向けてトレーニングするより、単純に速くなるトレーニングをした方が有益だと思う。まずはそれ(速くなるトレーニング)を継続して、2、3カ月前とか、必要なら1年前とかから徐々に暑さ対策はしたい。

 --日清にいれば現役引退後も会社に残れる可能性がある。将来の安定を捨てる怖さはなかったですか。

 ◆実際に会社に残っても、(現役引退が)三十何歳で、そこから一から出世できるか。だったら、自分がやりたいことを突き詰めて、そこでしかできない経験をして、そうしたらキャリアはその後についてくると思っていた。(会社に)残ったから安心だとか、生活が保障されているとかは考えていなかった。もちろん、(米国に)行ったからといって、それが保障されているとも思っていなかった。

2017年5月 7日 (日)

大文字山

今朝帰国しました。
飛行機内はあまり寝られないので、基本的に仕事してます。ネット環境が悪いので(それでも繋がるだけまし)、あまり効率はよくないです。
それについついワインとか飲んでしまうし、、、。これは自分の責任です。
それでもぼちぼち仕事してます。

今回の学会は、余計な会議などに参加しなくて良かったので学会に専念でき、実りが多かったです。こういう学会に積極的に参加していきたいと改めて思いました。

帰国後まず何をやったかというと、大文字山の往復をしました。
ちょっと暑かったのと、ハイキング客が多かったので、あまり走ることはできませんでしたが、それでも気持ちいい。。

そのあとはずっと大学で仕事をしていますが、結構みんな大学にきているのでdiscussionしたりしました。
こっちはこっちで大型予算の申請や自分が書かざるを得ないreview論文の締め切りが近かったりして結構切羽詰まっています。
が、時差ボケで結構眠い。

それでもやるしかないです。

父と私 田中眞紀子著

巷に溢れている田中角栄本とは異なり家庭での彼の姿がたくさん見ることができます。
清濁併せのんで生きてきた人ですから、そういうことを受け入れつつ読むとちょうどいいバランスになるかと。
今の日本の政治家には彼のような人材はいないですが、それはサイエンスにおいても同じ事が言えるかな、と思います。どんどんそういう人が減ってきています。効率とかそんなことばかりが叫ばれていて、僕はいつも違和感を覚えます。無骨に努力を続けていく若者がいたらそういう若者を応援したいし、田中角栄の時代はそういう日本の時代だったんだと感じます。
それにしても、田中眞紀子はまだ政治家として色々と未練がありそうな感じ。そういうのも一つの血なのかも知れません。僕はずっとこの女性政治家は嫌いじゃなくて、むしろ心のどこかで応援していたのですが、ボタンの掛け違え、というか失言というか、、、が多すぎました。田中角栄氏が娘に指摘したように、「貧しさを知らずに育った」ためでしょうか。人の心がわからないところがあったように感じます。

2017年5月 6日 (土)

キプチョゲ、2時間0分25秒=非公認ながら世界記録しのぐ―男子マラソン

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170506-00000070-jij-spo

凄い。。。日本の狙っているところと次元が違う。
サイエンスもこうならないようにしないと。

(でも、大迫選手には可能性があると思っています。僕は野球界のイチローなどに通じるところを感じています)

https://sports.yahoo.co.jp/column/detail/201608280003-spnavi

いまは、フランクフルト空港。さあ、日本に帰ろう。。

銭湯に入りたい。

マンチェスターの写真

Th_img_7900

マンチェスターの人は仮装好きなのか、この手のお店がやたらたくさんありました。
Th_img_7928
このビル一つがfunkyなお店ばかり。ヘビメタとかtatoo、body pierceなどそういうお店がぎっしりと入っていて、店員さんも実は優しいんだけど、見た目は恐そうな人ばかり。
Th_img_7969

コンビニのお店よりもtattoo屋さんの方が遥かに多い。
Th_img_7994
Chris Griffith先生。
しばらく入院されてましたが、しっかり元気になって良かった。。
さすがに今回は一緒にジョギング出来なかった。

Th_img_7996

日本からは僕と戸倉先生がinviteされました。opening remarksを話されている戸倉先生。
Th_img_8013

Bernhard Homey先生と軽くジョギングしました。
Bernhardは同世代でずっと仲良しです。Dusserdolfの皮膚科の教授ですが、サイエンスも逸品です。
彼に着いて走っていたら、かなりdeepなゲイ街に迷い込んでしまいましたが。
その時の彼の一言"Since we are together, we are safe"
一人で迷い込んだら危なかったということか。

Th_img_8040
1400年代に作られた図書館へ。
カールマルクスがこの図書館のこの部屋で共産党宣言を執筆したそうな。

Th_img_8050

この学会をorganizeしてくださったRalfが僕と戸倉先生を待ち案内してくれました。
ありがたいことです。

Th_img_8069

学会の後は、ヨーロッパの皆様はそのまま帰られましたが、日本組は次の日まで飛行機がないのです。。
戸倉先生にステーキやさんでごちそうになりました。
500g食べると相当満足感がありました。

Th_img_8024

順番が前後しますが、前日の会長招宴会。真ん中のTiffanyはUCSFの皮膚科。帰りの空港までタクシーを相乗りしましたが、UCSFでもMD PhDはかなり減っている様で、二つグループがある程度のようです。
ただ、それがTiffanyとMichael Rosenblum先生なのだからレベルはめちゃ高いですが。

3rd Mancunian Skin Club Annual International Workshop Focus theme: Skin Inflammation & Skin Microbiome

マンチェスター大学のRalf Paus先生に呼んでいただきました。
一つの部屋だけで進行させていくこぢんまりとした会です。
僕はそういう会が好きなので、この会では久しぶりにサイエンスを楽しめました。speakerもほとんど全員知り合いでしたので、気を遣うこともなく、また、マンチェスターは初めてでしたが、天気も良く、バーがたくさんあって、すんでみたいと思える位いい町でした。
GWは一日も休みがなく、ちょっと損した気分ですが、それでもサイエンスを楽しめた数日間は、休日よりももっと大きな魅力がありました。

しかしながら、自分の体のホメオスタシスが完全に狂ってしまっていて、夜はあまり眠れないしで疲れはさらに溜まっています。まあ、いずれ体力は回復しますから全く深刻ではないですが。

Thursday, May 4th, 8:30 - 17 h

8:30 – 9:30 h: Poster set-up & coffee, breakfast snacks; “meeting old & new friends”

9:30 h s.t. – 9:45 Welcome addresses: Christopher Griffiths [Lead, Derm Res Ctr]; Yoshiki Tokura [Editor, J Dermatol Sci]; Jane Worthington [Head, School of Biol Sci], Jason Harcup (Senior VP, Unilever); Ralf Paus [Editor, Exp Dermatol]

9:45 – 10:15 Adrian Hayday, London/UK Innate skin immunity: My personal perspective  Opening lecture 1  20 talk + 10 disc

10:15 – 10:45 Martin Röcken, Tübingen/Germany  NN Opening lecture 2  20 talk + 10 disc

10:45 – 11:10  Bernhard Homey, Düsseldorf/Germany Neurogenic skin inflammation 18 + 7 

11:10 – 12:00 Coffee break & Poster session A (uneven numbers)

12:00 – 12:30 Georg Stingl, Vienna/Austria Looking back and into the future: How important are Langerhans cells really for skin homeostasis and inflammation?  Keynote lecture 2:  20 + 10

12:30 - 12:55 Christopher Griffiths, Manchester/UK Psoriasis as a model disease for studying skin inflammation and skin-microbiome interactions  

12:55 - 13:20 Catherine O'Neill, Manchester/UK  Exploring the “gut-skin connection” in the control of skin inflammation 18+7

13:20 - 14:20 Lunch break, finger food, coffee/tea, Poster viewing

14:20 – 14:50 Tiffany Scharschmidt, San Francisco/USA  Establishing tolerance to commensal skin bacteria: timing is everything 18 + 7

14:50 - 15:15 Tamas Biro, Debrecen/Hungary The endocannabinoid system as regulator of skin inflammation: Principles and therapeutic targets  18 + 7

15:15 – 15:40 Paola di Meglio, London/UK  Aryl hydrocarbon receptor signalling as a multi-tasking regulator of skin immunity 18+7

15:40 – 16:00 Coffee break, Poster viewing

16:00 - 16:45 MCS Lifetime Achievement Award Lecture:

Richard Gallo, San Diego  Microbes are the Stem Cells of the Human Skin Superorganism  30 min + 15 disc

17:00 - 19:00 Chill-out & networking wine, beers & snacks; location to be announced

[19:30 - ? Speakers’ Dinner: [for all Speakers & by invitation-only]

 

Friday, May 5th, 8:30 16:00 h

8:30 – 9:00 coffee & poster viewing

9:00 s.t. 9:30 Kenji Kabashima, Kyoto/Japan The immunopathobiology of atopic dermatitis: What can we agree on, and what is often overlooked? Keynote lecture 1  20 + 10

9:30 - 9:55 Silvia Bulfone-Paus, Manchester/UK Inhibitory controls of excessive mast cell functions 18 + 7

9:55 - 10:20 Yoshiki Tokura, Hamamatsu/Japan Photoimmunology of the skin 18 + 7

10:20 – 10:50  Valery Krizhanovsky, Rehovot/Israel Cutaneous senescence and immune surveillance of senescent cells  Keynote lecture 3 20 + 10

10:50 - 11:30 coffee break, snacks, and Poster session 2 (even numbers)

11:30 - 12:00 E Grice, Philadelphia Skin microbiome  Keynote lecture 4  20 + 10

12:00 - 12:25 Vincent Piguet, Cardiff/UK What viruses can teach us about skin immunity: A focus on autophagy 18+7

12:25 – 12:50 coffee break, final poster viewing (poster prize committee makes decision !)

12:50 - 13:15 John McGrath, London/UK Inflammatory epidermal genodermatoses: New leads to the molecular controls of skin inflammation 18 + 7

13:15 – 13:45 Thomas Bosch, Kiel/Germany The Holobiont Imperative: Lessons from Hydra   Off-the-beaten-track closing lecture  20+10

13:45 – 14:00 Poster prizes & closing words: Jason Harcup, Yoshiki Tokura,& Chris Griffiths

14:00 – 16:00 Farewell luncheon (all conference attendees invited !) & collaboration discussions

NIH to limit the amount of grant money a scientist can receive

http://www.nature.com/news/nih-to-limit-the-amount-of-grant-money-a-scientist-can-receive-1.21930?WT.mc_id=FBK_NA_1705_FHNEWSNIHFUNDDISTRIBUTION_PORTFOLIO

正しい議論とおもいました。

2017年5月 3日 (水)

SIDのあとの打ち上げの写真

Th_sid

楽しかったです!!来年のIID2018 in Orlandoでも日本人会をボストンの川上先生らが企画してくれるらしいです。

こちらはフランクフルトに到着しました。これからマンチェスターです。
GWは一日も休み無し、どころか、学会に参加しつつ日常業務はこなし、さらに研究費の申請書や報告書作成に追われ、かつ、自身の論文なども書かないといけないのでなかなか大変です。
仕事のスピードをもっと上げないと。。。

♪ ねごと アシンメトリ

話すだけで書ける究極の文章法 人工知能が助けてくれる! 野口 悠紀雄氏

全く僕も同じ事を考えてきたのですが、さすがは野口氏。僕の知らないことを色々教えてもらえました。

携帯を使ってメールなどの打ち込みが大変億劫で、かといってしばらく前までは音声入力がしょぼかったのですが、今はもの凄い。
漸く音声入力の時代がやってきました。これを使わない手はないです。

ただ、残念な事にこの本、繰り返しが多く、エッセンスをうまく抽出してくれれば数十頁の本で完成できたはず。これが音声入力の結果であるとすれば、こちらも気をつけないと。。。

2017年5月 2日 (火)

アイデア重視で研究支援 文科省、基礎科学低迷に懸念

いい傾向ですね。

以下、日経の記事からです。
http://www.nikkei.com/article/DGXLZO15928290Q7A430C1TJM000/
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
文科省の作業部会が報告書をまとめた。基礎科学の研究について3つの問題点を指摘した。研究費や研究時間の減少、若手研究者の雇用環境や研究環境の劣化、研究拠点の国際的な地位の低下という問題について約80項目の対策を示した。

 研究費を支援するため、公募して配分先を決める科学研究費補助金に、実績によらずにアイデア重視で支援する制度の設置を求めた。研究テーマを決める段階から企業と連携して民間資金を呼び込む仕組みを作ることなどを掲げた。

 若手研究者の支援については、博士課程の学生が海外の研究者と共同研究をして経験を積む制度を示した。教授の定年前でも大学が若手研究者を雇える制度の導入や、企業と大学の両方に籍を置いて研究できる制度「クロスアポイントメント」の促進を盛り込んだ。40歳未満の大学教員の数を1割増やすといった数値目標も設定した。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

あと、こういう記事は出自をもう少し明確にして欲しいです。「文科省の作業部会が報告書」といってもそれだけではもとの報告書にたどれないです。

作業部会ってどういう構成員なのでしょう?

そこにきちんとした研究者がいるのといないのとではちがいますから、もっと役人や政治家にきちんとした科学者が入り込んでいくようなシステムを構築することも大切な気がします。

あと、こちらはポートランドから帰国早々ですが、もう1度海外に行かないといけないです。

マイルがたまる毎に、寿命が縮まっている気がします。ちょっと大げさですが。

2017年5月 1日 (月)

SID写真集3

Th_img_7867
Journal of Investigative Dermatologyのchief editorのBarbara Gilchrest先生とセルフィー。
この後食事の席がとなりだったのでいろいろと話ができました。
論文に関する話題がでましたが、やはり「日本人の英語はいけてない」ということです。正直に言ってもらってよかったです。
そして、resultの内容が良くても、きちんと書けてない論文は過小評価をうけることになる、とのことでした。つまりrejectになりやすい、ということですね。
もちろん英語の文法のミスも大きいんだけど、それ以上に気になるのは、論文の構成におけるlogical thinkingがきちんとできていない、ということです。
title, abstractがきちんとresultを反映しているのか、introductionとdiscussionはresultときちんと連動しているのか。などなどですね。
こういうのって、僕自身、かなり気を遣っているところですが、それでも全然未熟です。論文を書くとき以外にも実はトレーニングできるところはたくさんあります。
日常会話、診察中の患者さんへの説明、など日常でもしっかりトレーニングを積めるわけで、なんとか頑張って行かないといけないですね。
いい仕事をしようと思えば、もちろんいいquestionとそれに答えるためのmethodsが大切なのはもちろんですが、それをきちんと評価してもらうためのその他の努力も必要です。

Th_img_7878
いつもお世話になっているEmmaとJimご夫妻と共同研究の打ち合わせ。

Th_img_7882

学会の後の打ち上げです。
山梨や筑波の先生方と一緒でした。

学会の最後3日間は疲労による体調不良で少ししんどかったですが(そのために楽しみにしていた天谷先生やTony Oro先生らとの朝のジョギングを断念しました)、ロキソニン効果でなんとかもちこたえ、楽しい時間をすごせました。

行くまでは少し億劫だし、この学会に行ったからといってもの凄く斬新な技術などの情報を得られるわけではないのですが(そういうのを求めるのであれば、KeystoneやGordon conference, FASEB meetingの方が圧倒的によい)、それでも、自分が研究をしてきた原点のようなものを思い出して、「もっと頑張って行こう」と感じる事ができます。そして、日本ではなかなか若い人達と一緒に時間を過ごせないのですが、こういう会では時間がとりやすいのもうれしいことです(後輩は迷惑しているかもしれませんが)。

SID写真集2

Th_img_7806

アトピー性皮膚炎の診断基準を最初につくられたHaniffin先生と。
こういうlegendが未だに現役で活躍していることはとてもありがたいです。
また、IL-31受容体抗体の臨床試験でも一緒に仕事をさせてもらっています。

Th_img_7808

UCSFのMaibach先生と。本当に紳士な方です。
日本人の多くの皮膚科医がMaibach先生にお世話になったと思います。

Th_img_7813

休憩場にて。1人ピースしている先生がJohn McGrath先生です。島田ご夫妻も!
Th_img_7816

Social gatheringに参加した後、みんなと食事に。
この頃から少しずつ体調が崩れ始めました。
こうやって振り返ってみると、飲み会に参加しすぎだということがよくわかりました。

Th_img_7819
みんなと集合写真。
京大、久留米、大阪医大、タイから以前留学していたDenさんらと。
不思議な色合いの写真ですね。。。
Th_img_7822

伊賀さんの発表。
いつもひょうひょうとしています。
Th_img_7825

京大のメンバーと二回目の集合写真。
Th_img_7827
その直後に村田君が発見され、再度3回目の集合写真。
何回とるねん?という感じですね。
Th_img_7829

お昼は、UCSFに留学してからずっとお世話になっているErvin Epstein先生と。
毎年SIDで一緒にお食事するのが恒例であり、また、僕のこの学会に参加する一番の楽しみです。

僕は皮膚科のラボに留学したわけではないので、海外の皮膚科の先生にいわゆるお師匠さんはいません。
ただ、そういう中でEpstein先生は僕にとって特別な存在です。
今回いろいろとお話していて、僕の今のlife styleを大変心配してくれてました。
何をするために大学の教授になったのかをしっかり考えてpriorityを決めて行動しないといけないよ、と。
あっという間に時間が過ぎる。今の生活をしていたら20年の間に本当に何かをきちんと成し遂げられるのかな・・・と考えてしまいました。
わかってはいたのですが、ずばっと指摘されてしまいました。

SIDの写真集

Th_img_7713
初日の朝、近くの森に走りに行きました。寒いし、雨も小雨だったりでしたが、最高に気持ち良かった。

Th_img_7730

この頃はかなり元気でした。

Th_img_7757

夕方ESDRのThomasと地ビールがたくさんあるBarへ。
日本のビールも種類が増えてかなりおいしくなってきているけど、まだ米国には遠く叶わない。

Th_img_7762

ビールをのんだ後に、バリアの会の会長招宴会へ。
このsocietyはメンバーととても大切にしています。日本人だと内田さんが中心メンバーの1人です。こういうところに日本人が入っていてくれるととてもありがたい。
来年はJohnがシンガポールで開催するって。僕も参加します。

Th_img_7763

そのJohnやSapiroとかと飲みに行きました。なんだか飲んでばっかりだな。。。

Th_img_7771

京大のメンバーと一回目の集合写真。

Th_img_7779

米国、ヨーロッパ、日本の合同でのFuture leadersのfosteringの会。
chief chefが料理教室を開いてくれ、その料理をたのしむという粋な企画でした。

Th_img_7790

UCSDのRichard Gallo先生や新潟大の阿部先生と。
阿部先生のとなりのファンキーな黒人の人がchief chefでしたが、料理は絶妙においしかった。


2017年4月30日 (日)

SID最終日

米国皮膚科学会最終日を向かえました。
最終日は京大のラボメンバーや他大学の先生方と食事を共にしました。
こういう機会はかけがいのないものですね。
ただ、こちらは寒さや疲労のためか体調不良で、ロキソニンを一日4錠飲むことでなんとか体調を保てている状況です。
ロキソニンということはNSAIDですが、PGE2-EP3シグナルがこのしんどさをもたらしてるんでしょうか。。。
どのシグナルなのかちょっと気になったりしますが、皮膚科と関係無いのでまあいいです。
早く日本に帰ってお風呂に入ってゆっくりしたいです。

2017年4月26日 (水)

なぜ「すぐやります」は×で、「今やります」は◯か

Presidentという雑誌は出張の時など時々読んでます。

古川武士さんという方の記事で、

「習慣化コンサルタントとして多くの顧客を見てきて感じるのは、行動できる人は「すぐやります」とは言わず、「今やります」と言うことです。「すぐやります」は、一見、前向きな発言ですが、判断や行動を後に回しているのです。」

という記事がありました。なるほどなあ、と思います。
最近自分を振り返ってみて、メールの返信などを後回しにしたりすることが増えてきて、そうすると、どんどん悪循環で仕事が溜まっていくような気がします。
気合をいれて、後回しにせずに、ばんばんその場で決断してメールの返事や依頼原稿をすませてしまう、というのがやはり基本ですね。
教授になる前は、依頼原稿は基本的にその日中に書き上げて返信していましたが、そのエネルギーが沸いてこない。。。それは年なのかな?いや、気合が足りないだけですかね。。。

Th_img_7717
Th_img_7719

ホテルからわずか2kmのところにトレイルを発見しました。
早速早起きして走ってきました。
森林浴で一気に元気が回復しましたよ。。。

2017年4月25日 (火)

国際研究皮膚科学会の準備委員会

international societies for investigative dermatology (ISID)の第一回学術集会が2023年にスタートします。

http://isiderm.org/index.php

20170425_232658

それにむけていろいろな準備があり、日本からは、天谷先生(慶応)、佐藤先生(東大)、森田先生(名市大)と僕が担当しています。
米国やヨーロッパのメンバーといろいろと協議をつめます。
今日は、4人で食事しました。ブラジル料理。肉がとてもおいしかった。。。

Th_img_7699

この4人のメンバーでこれまで何度も仕事をしてきました。日本研究皮膚科学会が世界と伍していけているのは、素晴らしい先輩方の功績のおかげであり、それを今後継承し、発展させていくのは我々の世代の大切な仕事で、そして世界に通用する後輩の育成もしないといけないわけで、そういう真っ直中にいるなあ、と感じるポートランド初日でした。

ボストン在住の日本人研究者との交流会

Th_img_7577

永井先生にお声がけ頂き、ボストンの日本人研究者と一緒にタイ料理にいってきました(upが遅くなり失礼しました)。米国の食事というと、ハンバーガーとかしか思い浮かばないですが、アジア料理はかなりいけます。

僕もサンフランシスコに留学していましたが、それほど日本人研究者のコミュニティが大きくなかったです。さすがはボストンですね。
NIH、ボストンはちょっと別格かな、と思います。
もちろんNYやロンドンにも日本人研究者は多いのですが、ボストンやメリーランドのような少し小さな町にあるほうがお互いの結びつきは強くなると思います。
こういう大学を越えた(時には職業を越えた)横の繋がりって、いいですよね。

あとは、こういうのをとりまとめるのを苦にしないリーダーが一人いるとコミュニティの発展も全く変わってきます。おそらく世界に日本人研究者がいるとおもいますが、留学中の人とのつながりってとても大切なので、自身の研究の発展と同時に、こういうことも意識するといいと思います。

2017年4月24日 (月)

米国研究皮膚科学会

ポートランドでの開催です。
20年ぶりの訪問になります。昔の記憶はほとんどないのだけど、大阪屋という日本食屋にいった記憶があります。あとは内陸部の滝をみたり、ほかは、pumpkin ridgeというきれいなゴルフ場にいったことなど。。。
結構都会化したんだろうか。。。

今回はバンクーバー経由だったのだけど、カナダのeTAというビザがいるんですね。
せこいなあ。。。伊丹空港のカウンターでいきなりいわれて初めて知りました。

ISIDという国際研究皮膚科学会の準備委員会に参加しないといけないため、ポートランドへはみんなよりも一日早く入ります。
他にも委員会だらけで、学会に行っているのか、委員会などに参加するためにいっているのか訳がわからない状態です。
こうしてダメな研究者になっていくのだ、ということを十分自覚しています。
ほんま終わってます。。。。

わたしの仕事、 ロボットに奪われますか?

このサイトで調べることができます。
https://vdata.nikkei.com/newsgraphics/ft-ai-job/

医療従事者は約30%とのことです。
いつの時代を想定しているのかなど、きちんと理解していないのですが、概ね間違いないかな、と思います。ただ、もっと高くてもいい気もします。

特に診断は、iphoneなどの機器をハブにしてさまざまな検査が患者自身でやれてしまう時代が確実に来ると思います。

そういう時代を恐れている医者がいるらしいですが、僕は全く逆ですね。。。どんな時代になるのか楽しみで仕方ないです。予想もしなかったような時代がやってきて欲しいですね。

(研究開発の俯瞰報告書)ライフサイエンス・臨床医学分野(2017年)

http://www.jst.go.jp/crds/report/report02/CRDS-FY2016-FR-06.html

だれでも読めるようになっています。

日経にも関連記事がでてましたね。
http://www.nikkei.com/paper/article/?b=20170424&ng=DGKKASGG21H5K_S7A420C1TJM000

この報告書の作成ですが、僕も協力させていただきました。
結構大変でした。

20170424_60846

2017年4月21日 (金)

人を動かす人になれ 永守重信氏

この人に興味がわけば、この本でしょう。

随分前に読みましたが、この本には衝撃を受けました。本田宗一郎や松下幸之助氏のような人達は僕に取って伝説の人ですが、永守氏ならまだ現役です。
それ故、まだ時代を共有できるので、こちらにも言い訳が立ちません。
自己啓発書としてこれほどすさまじい本にはあまり出会えないと思うのでお勧めではありますが、毒が強すぎる気もします。

全部使ってあの世に」日本電産会長、億単位の寄付次々

永守さんって、とことん凄い人ですね。
http://www.asahi.com/articles/ASK4B2SL7K4BPLZB002.html

日本にも寄付文化が根付くといいなあ、と思いますが、彼の生き方はその推進に作用すると期待しています。

こちらはどうしても断れなかった韓国皮膚科学会の特別講演のために慶州へ。
短い時間の滞在となりましたが、日韓の関係の構築のために一肌脱ぎました。
肉体的なしんどさはありますが、これも大切な仕事の一つなので。

2017年4月17日 (月)

Brigham and Women's hospitalでのseminar

Thomas Kupper先生らにお声がけ頂きseminar してきました。
Th_img_7432
すてきな教授室でした。
HarvardにはMGH等いろいろと皮膚科の教室が分かれてますが、B & Wの皮膚科のdepartmentは大きく、facultyが40名、秘書さん40名などなどとうちの皮膚科とは全く比べものになら無い規模でした。
毎回こういうショックを受けるので、僕もだんだん痛みを感じなくなってきました。

うちは小さな教室ですが、ここに劣らないいい仕事をしたいと改めて思いましたね。

Th_img_7434
Tobiasにもお世話になりました。彼はまだ若いけど、Natureのfirst, Cellのcorresponding authorの仕事があります。かなわんなあ。。。

2017年4月16日 (日)

ある医療系大学長のつぼやき

http://blog.goo.ne.jp/toyodang/e/bee524311262ac48a89134496e055bfe

しばらく前にupされたブログの記事ですが、いま良く話題になっている問題

日本の大学の研究競争力はなぜ弱くなったのか?」

についてさまざまな角度から捉えられています。

そして最後の「どこをどうかえるべきか?」という問題は、興味を持てます。

ただ、今回ボストンにきて、いろいろな研究室をみるにつけ、米国のサイエンスにおけるcompetitionは相当なところに来ています。

日本よりも遥かに厳しい科研費獲得の困難さを乗り越えるべく、研究者は極度の緊張感のもとでサイエンスをしています。世界中の優秀な人材が集まり、そして、そこで10%にも満たないような採択率の研究費を獲得しなければ自分の給料すら払ってもらえない、という現実が待っています。

こちらの教授陣と話しているとたしかに給料は僕らの3-4倍はもらっていますが、それでも雑用の量はそんなに変わらない気がしています。もちろん秘書さんの数などは多いのですが、それほど真面目に働いてくれないし、作成しなければならない書類の量は日本よりも米国の方が遥かに多い。

となると、もちろん大学の運営交付金などが増えることは重要ですが、それだけでなく、もっとspritualなところにもう日本人が、1-2世代前と全く違う人種になってしまったことの方が、気になります。ゆとり教育とか、そういうのもきっかけなのでしょうが、世界がまだまだハングリーにやってきている中で、日本は鎖国されたかのようにこの国だけが、そことは違う方向に向かっていて、それがいいとか悪いとかでなく、ただ、もう、取り返すことができないところを過ぎてしまっている気がします。

もちろんそんな中に、凄い事をやってくれる人が少なからず一部はいるわけで、オリンピックで金メダルとかノーベル賞を取る人をみて、「いやあ、日本人も凄いね!」みたいに、自分(日本人)はまだまだ捨てたものじゃない、と思って、それでなんか勘違いして満足してしまっている。そういうところが、僕は結構いやです。

大学の中でもそういう雰囲気をときどきかんじてしまうことがあります。教授会でもそういう危機感はあまり感じないですね。そういうところから、一部いい仕事がでていたら、それでもいいのかもしれません。僕はそういう日本を根本から変えたい、とかそんなことはおもっていなくて、また、大学院生の意識改革をがんがんやっていこう、ともそこまではせず、ただ、自主的に何かを感じてやりたい、と思ってくれたらそれをめいっぱいサポートしてやりたい、というそのあたりです。

そして、いま、臨床をやっていて感じる疑問などは、サイエンスでなんとか解決にもっていけることがあるので、そういう経験をたくさんしてもらって、そういう観点で物事をみることができる医者を育てていきたい、とそんなレベルのことをまずやっていくしかできないな、と感じています。そして、それすら簡単な事ではないです。

ただ、自分というただ1人の1回の人生をどう生きて行くのがええのかな、とは常に考えてはいたいです。

Th_img_7516

MGHに留学中の柴田ご夫妻らと共に。子育てしながら、週末も研究されてました。こういう後輩がいるかぎり、まだ将来はそんなに暗いわけではない訳で、ただ、社会がこういう留学してがんばってきた若手を大切にしないと終わりですね。。。

2017年4月15日 (土)

世界で住みやすい都市、大阪5位 首位はシンガポール

日経の記事からですが、
http://www.nikkei.com/article/DGXLASDX14H1N_U7A410C1FFE000/?dg=1

こういうのをみると、大学ランキングとかも含めて、結果が現実と解離してしまっているんですよね。
いろいろなparameterを数値化して足し算するわけですが、各項目にそれなりの重みをつけたとしても、結局やっぱ、おかしいよなあ。。。と。

日本だったら多少物価が高くても海外の駐在員は東京が一番なんじゃないのかねぇ?

2017年4月14日 (金)

「失敗したらつぶされる」

また日経の記事からです。
http://www.nikkei.com/paper/article/?b=20170414&ng=DGKKZO15302240U7A410C1PP8000

情報のソースが限られていてダメですね。。

でも、この記事、結構面白いと思いました。小泉進次郞氏へのインタビュー記事です。
僕は、若い人に「どんどんチャレンジしろ」と進めています。
二寸先は明るい未来、っていいですね。闇をみるくらいの挑戦をして失敗を経験することも貴重です。
僕がどこまでの挑戦と失敗をしてきたかを客観的に評価することはできないですが、新しいことに取り組むことはいまでも好きですね。

先日、大学院に進学しようか悩んでいる後輩といろいろと話をしましたが、結局、「やってみないとわからん」ということです。それが「自分に取ってよかったのか、悪かったのか、得したのか損したのか」など、僕はそういうことってほとんど考えないので、そういう質問を受けるとうまく答えられないけど、「やる」という選択と「やらない」という選択があれば、まずやってみるのが、すべての基本かなあ、と。
あと、「やらない」という選択をする人は、うまくいかないことを自分のせいにしない傾向があるような気がするのは僕の間違いでしょうか。。。
やって、失敗しても、それで自分が何かを得て、次のステップに進めばええんとちがうやろか。。。

ともあれ、以下、小泉氏のインタビュー記事です。
政治家に比べると、うちらの世界はずっといいですね。。。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


 ――次の内閣改造で入閣を求められたら。

 「周りからぐうの音が出ないほどの努力をして結果を出さなければ次のチャンスはない。そこそこじゃダメ。ぶっちぎりじゃないと。これが若手の宿命だ。よく『若いから失敗を恐れずやれよ』という。あれは失敗を待っている。失敗したら徹底的にたたきつぶされる。チャンスを得るには、自分がいま出せる最大限をどれだけ出せるかという意識がないと、政治の世界は生き残れない」

 ――閣僚を受けるのは、ぶっちぎりで仕事ができる自信を得た時か。

 「自分が選べるものではない。周りが思うほど余裕があるわけではない。必死ですよ」

 「歌手の宇多田ヒカルさんの『人生最高の日』という歌がある。よく車の中で聞いている。『一寸先が闇なら二寸先は明るい未来』って歌詞がある。いい言葉だなって。(自らが手掛けた)農業改革の時も一寸先は闇と何度も思った。闇を知らなきゃ明るい未来も見えないのかもしれない

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

あと、武田薬品の長谷川さんが引退、とのこと。

彼の行ってきた海外の企業の買収戦略が、日本の製薬会社の終焉の第一歩だと思っています。もう手遅れかな、と。

リスク回避

海外をはじめ出張が多いですが、世の中いろいろと物騒です。
自分の身は自分で守るのが基本ですが、先日は、高速道路をタクシーに乗っていたら、何かふらふらすると思って、運転手をみたら、完璧に寝てました(某Mタクシーさんですが)。
すぐに話しかけてがっつり起こしてあげましたが、どこに落とし穴があるかわからないです。

さて、これからBoston出張です。Harvard大で講演するのは、二回目ですが、なんとも言えない緊張感が僕の中に起こります。。。

まあ、得意な領域の話なので大丈夫ですが。

2017年4月13日 (木)

医師と患者のためのパッチテスト・アレルゲン解説書

この本、めちゃくちゃプラクティカルでいいと思います。
パッチテストをする皮膚科医は手にするべき必読書です。一生役に立つと思います。

51yxp2vpuzl_sx374_bo1204203200_

医局の集合写真

研究室関係でしか写真が撮れませんでした。
残念。

今度は、病棟のメンバーとも一緒に撮りたいです。

Unknown1

Hさんに、指示されるがままに手を広げてみました!

須田研でのセミナー

先日National University of Singaporeの須田年生先生のところでセミナーをさせて頂きました。
日本からも優秀なポスドクのみならず、国際的なメンバーでした。

欧米のみならず、シンガポール、さらにこれからは中国への優秀な人材が流出していくことは避けられないでしょう。。。

Th_img_7029

写真には日本人しか写ってないですね。。。

Th_image003

そのあと、森の中にあるおいしい中華料理屋さんに連れて行って頂きました。


2017年4月12日 (水)

「答えない問い作って」 東大入学式で総長

http://www.nikkei.com/article/DGXLASDG12H1R_S7A410C1CC0000/

日経の記事からです。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
式では五神真総長が「現代の社会には手に負えない難題であっても粘り強く取り組まなければならないことが数多くある」とあいさつ。「まだ答えがない問いを自ら作れるようになってほしい」などとエールを送った。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

これは、僕がいつも学生や医局員にいっていることで、すぐ答えが見つかる問いに答えをみつけても、僕はあまり満足できないです。
僕がいいなあ、と思う仕事は、

「時間がかかっても、やり甲斐の問いに答えを求め続けた結果に得られた仕事」
です。

でも、本当に凄いのは、「比較的すぐに答えられるのに、その疑問を他の人がおもいつけず、かつその疑問が非常に大切であること」をあっさりと思いつく人なのでしょう。

そういう人には叶わないです。
ただ、僕は実直に臨床に取り組んで、自分の疑問を大切にし続けたらいつかいいこともあるかな、と思っています。

これは別に臨床をやっている人が有利、というわけではなく、PhD(基礎の研究者)も、実権などから得られた疑問を大切にしつづければいいのだと思います。

これって、古武先生の話しに行き着きますね。天然に親しみ、見つめ、そして見えるようになることだと思います。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
本も読まなくてはならぬ
考えてもみねばならぬ
しかし
凡人は
働かなくてはならぬ
働くとは
天然に親しむことである
天然を見つめることである
かくして
天然が見えるようになる      古武彌四郎

久留米大学にて! 夏秋先生・名嘉眞先生との再会

後輩の夏秋君が今頑張っている久留米大の名嘉眞先生にお声がけ頂き、久留米に行って来ました。
若い先生達もしっかり頑張っていて頼もしく思いました。

ただ、教授の我々2人は、忙しい毎日でちょっと疲弊気味だったかも知れません。
先日知り合いにあったら、この1-2年で随分老けたね、と言われました。
まあ、そうかも。。。。
でもまた慣れていくことかと思います。
どうしても新しい環境に移ると最初の2-3年は苦労しますから。

京都皮膚科医会以外の平日の講演会は、全てお断りさせて頂いています。生意気と言われるのはわかっていますが、そういしないとあまりに日常業務に支障が生じてくるからです。大切なのは、皮膚科教室での臨床・研究・教育で、その他の学会活動は海外>他科・基礎>皮膚科の優先順位とせざるを得ないかな。。。

平日の講演会は今年あと1回あるだけで、これで全て終わりになります。これまでお世話になった先生からのご依頼とかもあるのですが、秘書さんに管理してもらってすべてお断りさせていただく事にしています。

本当に申し訳ないです。。。

Th_img_7378

名嘉眞先生には10年以上に亘ってお世話になってます。
産業医大に着任していたころは、福岡地方会のあと、朝4時まで飲むのが恒例でした。楽しかったなあ、、あの頃。

夏秋先生もいい仕事をしていました。後輩が頑張ってくれていて嬉しい。

(今朝は5時起きで始発で京都に向かい、そのまま外来です。ちょっと眠い。。。)

2017年4月11日 (火)

5年ぶり最新作「ドラゴンクエスト11」、7月29日発売

PS4とセットで買うことになりますな。。。

http://www.nikkei.com/article/DGXLASDZ11HCF_R10C17A4000000/?dg=1&nf=1

それまでに、仕事をしっかり進めておこう。

シンガポールの皮膚科専門医試験

シンガポールの皮膚科専門医試験のexternal examinerをしてきました。
いろいろと勉強になりました。
シンガポールは小さな国であり、かつ、政府が皮膚科医の人数をコントロールしているため、今年の専門医試験の受験者は7名。
National University of Singapore (NUS)は、大学ランキングでアジアトップですが、その中でも、トップクラスでなければ皮膚科のレジデントにはなれないようです(皮膚科・眼科・耳鼻科が人気トップ3とのこと)。

レジデンシーのプログラムは3年ですが、米国の皮膚科の専門医試験制度
https://www.abderm.org/
が用いているIn-training examination (ITE; 模試のようなもの)を毎年受験させられます。

その点数が米国の専門医試験の受験者の合格ラインに到達しなければ、専門医試験を受けられません。
レジデンシーのプログラム委員がレジデントの毎年の試験の点数も全て把握しています。

試験は、ショートケース 10例の面接(各ケースで7-8問の出題があります)、ロングケース2例(そのうちの一例は模擬患者さんがいて、HIV患者というかなりシリアスな設定でした)。
さらに、Journal Criticismというセッションがあり、30分NEJMのarticleを読ませ、その後で、面談により論文のsummary, study design, weakpoint, limitation, など10項目くらいの質疑応答があります。

相当シビアで、試験官も相当つかれてました。
僕は外部試験監督官というポストだったので、基本的には全てのセッションに参加し、試験が正当に行われているかなどをチェックしました。

ショートケースで出てくる疾患はかなり難しいものでしたが、正答率は驚くほど高かったです。

日本の皮膚科医は臨床能力においては、専門医試験のレベルにおいては完敗です。残念ですが、認めざるを得ません。

Th_img_7169

試験のあと、受験者と試験管とで記念撮影。

2017年4月10日 (月)

仕事の整理

後輩の仕事をチェックしたりしないといけないので、朝から仕事しています。
こういうのはサボっていても片付かないので、こつこつやるしかないです。
どれも結構面白い仕事で、若手の論文作成の完成度も随分上がってきているので嬉しく思っています。
200位真面目に考えてresponseしないといけないmailが溜まってたのですが、110まで減りました。
20170410_130210

2017年4月 9日 (日)

To Be a Genius, Think Like a 94-Year-Old

NYTの記事です。

https://www.nytimes.com/2017/04/07/opinion/sunday/to-be-a-genius-think-like-a-94-year-old.html?smid=fb-share&_r=0

ーーーーーーーーーーーーーーー
On the contrary, there’s plenty of evidence to suggest that late blooming is no anomaly. A 2016 Information Technology and Innovation Foundation study found that inventors peak in their late 40s and tend to be highly productive in the last half of their careers.
とか
A study of Nobel physics laureates found that, since the 1980s, they have made their discoveries, on average, at age 50. The study also found that the peak of creativity for Nobel winners is getting higher every year.
とか
“You have to draw on a fair amount of experience in order to be able to put ideas together,” he said.

あります。
研究のスタイルが変わってきている現代において、「発見でなくinnovation」であれば、年の功も重要なんじゃないかと思います。

まあ、個人の資質によるところが大きいので、もちろん一般化はできないですが。

2017年4月 8日 (土)

シンガポールから military service

結局この一週間は、1分もランニングせずに終わりました。
こんなことは初めてですが、それも仕方ないです。

そんな間にあっさりとトランプ政権は「一線を越えた」ということでシリアを攻撃です。
中国の東シナ海での行動においてトランプが攻撃する事はないでしょうが、北朝鮮への攻撃がこれまで以上に現実味を増してきた気がします。
そうなると日本も傍観者ではすまされないです。

シンガポールは日本よりも国民1人あたりのGDPも遥かに高いし、教育水準も上をいっていると思います。ただ、男性は必ず2年の徴兵制があり、さらにその後も毎年15日間は兵役の義務があります。
これがない日本は恵まれているなあ、と思うと同時に、それであるが故にいろいろとぼけてきたんだろうな、とも同時に感じます。
だからといって、徴兵制を導入すべき、という結論にはならないのですが。

2017年4月 7日 (金)

国立大の運営費交付金、削減政策は誤り 増額を 島田真路山梨大学長

日本皮膚科学会理事長の島田先生の記事です。
http://www.nikkei.com/article/DGKKZO14797470R30C17A3CK8000/

全くその通りだと思います。
これだけ最近多くの声が上がっている中で、この2-3年で政府が何も具体策を練らないのであれば、この国の未来は明るくないです。

(あと、今日は漸く5時間ですが、ぐっすり眠れたのでかなり回復しました)

(さて、以下、記事より一部抜粋です)
ーーーーーーーーーーーーーーーーー
国大協によると、財務省は国の1000兆円の財政赤字を盾に、運営費交付金の削減方針を転換してはいないという。

 しかし、本当に1000兆円の借金で首が回らないのであれば、この2年間、安倍晋三首相が外遊のたび、あるいは各国要人が来日した際に拠出している総額何兆円にも上る資金はどこから出てくるのだろうか。

 私はこうした積極的平和主義の外交姿勢を高く評価するが、1000兆円もの負債がある破綻目前の借金大国ならば、他国に支援する金などないはずではないか。

ーーーーーーー

こうした政策の誤りが国立大学の基礎体力をむしばみ、日本の科学論文数やトップレベルの研究論文数は長期低落傾向にある。これは先進国では日本だけの現象で、中国には追い抜かれ、韓国に追い上げられている。

 英国タイムズ・ハイヤー・エデュケーション(THE)の世界大学ランキングでも、東京大が39位、京都大が91位と順位を下げ続け、かつては不動のアジア・ナンバーワンだった東京大は、今やシンガポール国立大(24位)や北京大(29位)、清華大(35位)に抜かれ、後じんを拝している。

 日本は戦後、科学技術立国で発展してきた。しかし、このまま国立大学を潰す政策を続けるならば、残念ながら将来はその姿は見られなくなる。今がその分岐点だ。もう手遅れかもしれないが、今こそ政策を大転換し、国立大学をはじめ高等教育機関の研究・教育に資源を注ぐときである。

 18年度予算では、運営費交付金は1%減ではなく、一気に10%増で10年前の水準に戻し、その後も増額していかなければならないと考える。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

2017年4月 6日 (木)

national skin centerにて

さすがに今回は仕事が追いつかないです。
ここまでいろいろな仕事がbehindになったのは初めてなので、ある意味自分の限界がわかったのは良かったのですが、まだ、この忙しさが終わったわけではなく、まだしばらく続く、というのが恐いです。

20170406_233649
まだ138通、絶対に返信しないといけないメールが残っています。
明日のスライドも作らないといけないしで、参りました。

今日もずっと交感神経が張り詰めた状態が続いているので、結局は朝から水しか飲んでなく、また、夜もまったく食欲がないので、まずは仕事を終わらせることに専念して、明日は朝ご飯をしっかり食べたいと思います。凄いダイエットになってるな。。。
体重がかなり減りました。


日本の科学研究はなぜ大失速したか 〜今や先進国で最低の論文競争力

http://gendai.ismedia.jp/articles/-/51370

阪大の仲野先生のかかれた記事です。是非読んで下さい。
重く受け止めるべきです。
各大学レベルでも変えていけるところがたくさんあるとおもいます。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

適正な競争原理の導入、積極的な任期制の導入、研究者の流動性の向上、使命を終えた部局の統廃合、テクニカルスタッフの充実、高額研究機器の効率的な利用、無駄な会議や書類作成といった意味のない雑用の減少などなど、すでに指摘されている数々の問題点を、これまでやってきたような小手先だけの改革ではなく、本気でクリアしていかなければ、たとえ研究費を増額したところで十分条件が満たされはしない。

そのようなことができれば苦労はしない、と言われるかもしれないが、それは認識が甘いのではないか。そうしなければどうしようもない時期に来ているような気がしてならない。

ーーーーーーーーーーーーーー

かつての社会主義国家のような悪平等主義は捨て去って、教育と研究と業務を合理的かつ効率的に分配する、部局の壁を取り払って教育や運営に取り組む、優秀な人材にはその研究能力を最大限に発揮できるように処遇する、など、人員を削減してもやっていけるようなシステムを構築しなければ、大学が瓦解しかねないところまできている。

このままいくと、日本の科学の将来を論じることの意味すらなくなってしまう時代がやってこないとも限らない。

ーーーーーーーーーーーーーーーー

2017年4月 5日 (水)

シンガポール出張 メール返信など遅れまくってます

20170405_124024
きちんと返事をしないといけないメールが180になってしまっていますが、土曜日の夜までほとんど対応できそうにないです。
まずいですね。。
シンガポールで朝から晩までずっと働かされてます。

2017年4月 2日 (日)

行動しながら考えよう 研究者の問題解決術 島岡要著

僕の敬愛してやまない島岡要先生の最新刊です。
一気に読みました。

今回は、悩みを抱える学部学生、院生、ポスドク、助教、PIなどの12のケースから始まります。これらの悩みの多くは僕も経験しましたし、このブログの読者も日頃感じていることではないかと思います。

それに対して島岡先生の適切なコメントがなされ、その後は、総論が繰り広げられます。

研究者というのは自分をなかなか客観的にみつめられないし、また、悩みに対して答えを見つけることが困難な事が多いわけですが、この本は、非常に的確なアドバイスを提供してくれています。
直属の上司でなく、むしろこういう印刷物から助言を受ける方が素直に受け止められると思います。そういう点で、全ての人が手にするべき本ですね。

PIと学生の両方の視点からかなりfairにかかれていることも特筆すべきかと思います。多くの本は成功者が上から目線で書かれている中でこの本はかなり異なります。

人生の指南書としてもお勧めできます。
それにしても島岡先生って、いつの間にこんなに執筆する時間を確保しているんだろう。不思議。

Th_img_6989

2017年3月31日 (金)

稀勢の里の奇跡 「感動した」で済ませていいのか 

http://www.nikkei.com/article/DGXMZO14686670Q7A330C1000000/?dg=1
日経に上記の様な記事がでていました。
このことが話題になっているのは何となく知ってましたし、ただ、この一連の出来事を自身の目で見てないので何とも言えないですが、やはり、本気でそのスポーツのことを愛していたら、その後の損得勘定だけでなく働いてしまうんじゃないかな、と思います。これが初日とか中日あたりだったら別かも知れませんが、人生でそう多くないチャンスだったわけだし。。。
僕は、ロサンゼルスオリンピックで金メダルを取った柔道の山下泰裕選手のことを思い出します。貴乃花の優勝がそれで選手寿命を短くしたのは結果はそうだったのかも知れませんが、そういうリスクと戦いながらやるのがプロの選手で博打を打つときは打つ。
これはスポーツに限らずビジネスだって、研究だってそういうものじゃないかと思います。

2017年3月30日 (木)

IBM ワトソンによる性格診断

https://personality-insights-livedemo.mybluemix.net/?cm_mc_uid=11944423191114907437409&cm_mc_sid_50200000=1490743740

まあまあ、当たっているかな?

以下、私の性格らしいです。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

             

表現に富むタイプであり、自信のあるタイプであり、また合理的なタイプです.

粘り強いタイプです: 困難な仕事に取り組み続けることができます. 快活なタイプです: 喜びにあふれる人で、その喜びを周囲と分かち合います. また、確信を持って行動するタイプです: 困難を感じたりせず、大抵の場合自信に満ちています.

発見を意識して意思決定するタイプです.

生活を楽しむことにはあまりこだわりません: 単なる個人の楽しみよりも大きな目標を伴う行動を優先します. 自主性があなたの行動に大きな影響を与えています: 最高の成果が得られるよう、自分自身で目標を設定する傾向があります.

ドバイ最終日 東芝問題と製薬業界の共通点

関西空港への直行便はドバイ発なぜか夜中の3:30なので空港に早めに行って仕事をしたりしています。
ドバイにいるとどうしても日本の経済のことを憂いてしまいます。
そんな折りに東芝問題がニュースになっているし。。。

先日某先生とお話をしていたのですが、日本の製薬業界も同じ状況に陥る可能性が大ですね。
自社の開発能力はそれほど高くなく、さらにせっかく開発しても自力でphase IIIをやる資金がない企業がほとんど。
そんな状況なのに、海外の企業を○○の一つ覚えのように軽々しく買収ばかりしています。そんな資金があれば、国内の大学と共同でいい研究する方がよほどいいと思います。
そしてそこから得られたシーズをしっかり臨床試験を自社中心でやって、それを世界で売っていく、という当然やるべきことを回避しているとしか思えません。そして仮にアカデミアのおかげで利益が上がってもアカデミアにはほとんど還元しません。
そんなバカなことをやっていたら、近いうちに東芝と同じ事が続々と起こるはずですよね。。。

いいニュースってほんと、少ないですよね。Brexitとか、トランプの横暴とか。。。

話は飛びますが、国から大学へ研究費を落とせないのであれば、企業からアカデミアに落とすことをもっと促進させるような整備を進めてくれないかなあ。

2017年3月29日 (水)

ドバイにて

昨日はポスターセッションで審査をしたりとそれなりの役目を果たしました。
ドバイは二回目ですが、以前に変わらず勢いがあります。
ただ、いろいろな人と話をしていると原油の価格の低下は少なからぬ打撃を受けているようで、クウェートの皮膚科医なども、将来はそれほど明るくない、とのこと。

とはいえ、医療費はただ、税金なし、公共機関はめちゃくちゃ安いしある意味住みやすいです。
建築中のビルが無数にあり、一体ここでみんな何をしてるんだろう、と不思議です。もともとは石油しか取れなかった町なのに。
お金があつまればそこに人も集まる、ということなのだと思いますが、昔のロサンゼルスとかゴールドラッシュなど、そういう感じだったのでしょうか。
ロスと同じような臭いがするのはそのせいでしょうか。

しかし日本に比べれば、英語はかなり通用するし、給料もいいだろうから、わざわざ移民が日本に来たい等とは思わない気がします。
中東とかシンガポールや香港等の方が、僕が逆の立場だったらよほどええなあ、と。

Th_img_6901

あと、巨大なモールがいくつもあって、どこももの凄い人で、購買欲も半端ないです。
日本人はもう、そんなにほしいものとかないんじゃないかなあ、、。僕もそうです。
たまにおいしいものを食べて、服はユニクロとかを中心にして、いくつかいい服があれば十分だし、その他に欲しいものなんて特にないです。iphoneとパソコン、ジョギングシューズくらいしか、最近購入してないです。

ということで、世界的にはまだ満たされない人、欲望がしっかりある人で満ちあふれているんだなあ、ということを今回の出張で改めて感じました。

スキー場って、それにしても凄いですよね。結構好いているのでやろうかな、と一瞬思ってしまいました。

あと、どうでもいいことかもしれませんが、僕には簡単にビールが飲めない町というのは困りますね。毎回dinnerに招待されるのですが、水しかでません。なんともこればかりは耐えがたい。

左右(とにかく)なんとか過ごしてはきた 山田瑞穂先生

http://pop-a.net/mizuho/tonikaku.html

京大の同門の先生のサイトの記事です。

お目にかかったことはないのですが、いい先生だなあ、ということがひしひしと伝わってきました。

2017年3月27日 (月)

京大の卒業式

SENSE KYOTOから。
https://sensekyoto.com/2017/03/24/kyodai-sotsugyoushiki/

いろいろなのがいたようですね。

この頭、なかなかええなあ。。
マラソンのコスプレも結構たのしそうなので、いつかデビューしてみたい気もしつつ、、、でもやっぱがちで走りたいなあ、と。

Img_5930

ジョー・プライスさんへの御願い

いま、日経の「私の履歴書」にでていますが、彼の死後、作品の多くが米国の某美術館に寄付されるとのことですが、御願いですので、日本の美術館に寄付してください。。。

私見卓見学術振興こそ日本を繁栄させる 総合研究大学院大学学長 岡田泰伸

有料会員向けのサイトなのですが。
http://www.nikkei.com/paper/article/?b=20170327&ng=DGKKZO14451620U7A320C1KE8000

岡田先生の御指摘の通りだと思います。
「2000年以降に17人の日本人がノーベル賞を受賞したことで、我が国の学術研究力の高さが誇れる状態にあると人々は誤解している。これらの成果はあくまで20~40年前に得られたものだ。

 日本の人口当たり論文数の世界順位は2000年以前の15~16位から13年には37位に転落した。台湾や韓国だけでなく、クロアチア、セルビア、リトアニアといった東欧諸国にも抜かれた。日本の研究力は00~03年をピークに低下し、現状は無残ともいえる状況にある。」

そして、これからにむけて、以下の様な提言をされてます。

「少子化・人口減少問題を解決する道は国民一人ひとりの質を高める以外にはない。国力の基本は文化と産業、文明であり、これを伸ばす源は学術研究力と高等教育力だ。これらの振興こそが財政健全化への王道である。花を咲かせ、農作物や果実を実らせるためには、長い期間、畑を耕し、土壌を肥やし、種をまき、水をやり、新芽を育てることが必須である。

 産業界・企業も将来の生き残りのために学術研究と高等教育の振興に身を切る努力をして大学と連携する必要があるだろう。すぐに製品化につながる果実ばかりを共同研究に求めるのではなく、畑作業にも加わり、その中から新芽を見つける役割を果たすことが求められる。」

その通りなのです。おそらく政府の少なくとも一部の人は気付いているはずで、それでも手が打てないのか。。。

海外の国々に、巨額の支援をしまくっていますが、その一部を教育に支援してくれれば随分変わると思います。教育には時間がかかるのでいますぐ行動に移さないと、まずいということもわかっているはず。

僕はとりあえず医局員にはしっかりチャンスを与え続けようと思っています。あと、皮膚科学会は現在極めて健全な組織なのですが、これを継続する必要があります。

ドバイに来て感じるのは、ここにオイルがでなければ全く違う世界だったであろうということで、そういう意味でやはり資金をきちんと然るべきところに投入することは重要で、それをやらずに根性で我慢比べをしてください、みたいなのは、やはりはたんがくるということです。

2017年3月26日 (日)

薬学会

7000名の参加とのことで、大きな学会でした。
東北大の川内キャンパスに初めて行くことになりました。

Th_img_6650

シンポジウムのあとは、発表者のメンバーで打ち上げ。
うちらのシンポジウムは免疫と創薬に関するものでしたが、会場がメインの国際会企業から離れているにもかかわらず多くの方が参加して下さりほっとしました。

Th_img_6653

黒田さんが「ジャンレモン」が気になるとのこと。
Th_img_6659

予想以上のでかさでした。レモン味が利いていてかなりおいしかったです。

Th_img_6663

脂ののったイワシです。東北の魚はうまい。
いい年こいたおっさん達もテンションが上がりました。

さて、こちらはこれからドバイです。
到着早々に二つの講演とmediaからのインタビューがあるのでしっかり機内で寝ます。。。

そうそう、薬学会でsubramaniam sriram先生のcryo電顕の講演を聞きました。
これは凄いツールです。衝撃。
以前から児玉龍彦先生にこの凄さを聞いてはいました(児玉先生も知の巨人です)が、ほんまにびっくりしました。
科学の発展はテクノロジーの進化に負うところが大きいわ。。。

そして僕らはそれをどう使い倒せるか。。。そして僕らの中にどれだけ肝の据わったquestionがあるのか。。。

関西膠原病フォーラム

昨日は朝5時から大学で仕事してました。
後輩の論文をチェックしたり、報告書を書いたりして、その後、少し仕事が早く片付いたので久しぶりにジョギングへ鴨川へ。
大会や移動の時にジョグする以外に純粋にジョギングを楽しめたのは二ヶ月ぶりかな。ジョギングは本当に気持ちいいと再確認しました。
そのあとは、関西膠原病フォーラムへ。
筑波大の藤本先生が特別講演でした。皮膚筋炎の臨床の話でしたが、いつもながらとても勉強になりました。抗体の分類は毎回覚えては3日後には忘れるというサイクルを一体何回繰り返しているのかと自身にがっかりします。
Th_img_6637

後輩と藤本先生の写真です。

今日は日本薬学会のシンポジウムでの講演のために仙台へ。
その後、ドバイに向かいます。

ちなみにジョギング中は、

大森靖子のドグマ・マグマのリピートしてました。

15回くらい聞いたかな。

https://www.youtube.com/watch?v=IOqYBwBmX-0

2017年3月25日 (土)

これでいいのか、日本の医学研究者 実験医学

https://www.yodosha.co.jp/jikkenigaku/book/9784758101622/index.html

今月号の中村祐輔さんとの対談は的を射ていました。
こういうworld wideに活躍されている人の意見に役人さんやAMEDはもっと耳を傾けて欲しいところです。
ただ、実はおそらく耳は傾けているけど、どうしようもない、というのが実際かも知れません。

ここ最近、ずーっと同じようなことが方々から指摘されているわけですから、彼らが知らないはずはないので。

20170325_82528

2000円くらいの本ですから、買って読んでみて下さい。

AIと皮膚科

昨日、卒業生と話をしてましたら、「AIが進むと皮膚科医はいらなくなるから皮膚科に行くのはやめる方がいい」と誰かに言われたらしく、皮膚科への進路を考えていた卒業生が悩んでました。

僕は何年も前から「AIが医療に入ってくるのは必然であり、これまで医師が行ってきた多くの作業にAIを介在することになる」とこのブログでも書いてきました。
これって当たり前のことで、心電図なんかずっと前から「右脚ブロック」とか自動的に診断されてきますよね。

そもそも医者が疾患を診断すると言うステップにおいて、情報って結構知れてます。
問診、採血、聴診などがまずは一般的で、そこからさらに、エコーだったり、CTだったりします。

こういう情報から診断を抽出することくらい、かなりあっという間ではないでしょうか。むしろ内科全般を含めた診断学というもの全体がAIの力に頼る時代は来ると思います。
X線やエコーやCTの解像度に比べると皮膚疾患の診断は、かなり細かいところまで見ます。経過という時間軸やこれまでの治療歴など多くの情報がさらに加味されるのでそう簡単ではないですが、AIへのアクセスとしては皮膚疾患というのはかなりいいです。

ぼくとしてはむしろAIを医療に取り入れるモデルとして皮膚科が大きな役割を果たすべきとすら感じます。ただでさえ皮膚科医は地方で不足していますから、テレメディシンの可能性も興味あります。

ただ、僕はそれよりも、もっと新しい非侵襲的な生体イメージングとか、病態解明に基づく創薬とかに興味があるので、AIやテレメディシンへどれだけ貢献できるかはわからないですが。

ということで、僕は逆に、こういう新しい技術が皮膚科からどんどん適応できるので、そこがむしろ面白いと思うのです。

「AIの医療への参入をちびるような医者にならないようにするためにはどうすればいいのか」とかそんなことを聞かれることがあったら、「そんな小さな事を気にせずに、おもろいと思うことを徹底的にやりなさい」という風に答えたい(はぐらかしたい)です。

世界長者番付2017、ビリオネア数は史上最多に

http://forbesjapan.com/articles/detail/15644

たまにこういう記事をみるのも面白いです。
ビリオネアって、一体いくらなんだろうって、指を折って計算してしまいました。大学にいるとこういう世界とは余りにかけ離れてしまっています。

ビリオネアの中国人が増えるのがいつまでつづくのか、というのは何年も前から話題になってましたが、ここまでくるとはあまりよそうできなかったのでは。なんやかんやでずっと安定して成長をつづけてますし、研究面も同じ印象。
日本の約10倍の人口なので、ビリオネアだけで考えるとほぼ同じということで、国民一人あたりの平均所得はかなり違いますから、資本主義の日本より、中国の方が格差がはるかに大きいことは歴然ですね。

前にも書きましたが、中国の大学病院では、教授に診察してもらうには患者さんはプラス5000円支払い、そしてその多くが教授の給料になります。
アメリカの大学でも、外来を増やせば給料が増えます。研究費を多く獲得すれば、そこから自分の給料をある程度設定することも可能です。
日本は一生懸命働いて結果を出そうが給料は増えず、それでもがまんしてください、というのが大学人でしたが、この「頑張り損」的な感覚ってこれからの世代には理解されないでしょう。

せっかく大学も独立行政法人化したのだから、もっと独自の色をだしていかないと、浦島太郎です。

2017年3月24日 (金)

臨床薬学懇話会

医学部と薬学部の距離を近づけるための嬉しい試みが京大では続いています。
こういう企画って医学部の教授会から生まれるのではなく、有志ではじまるところが京大っぽいけど、こういうことを京大全体がもっと考えるとええんとちゃうかな、と思います。

Th_20170324182304
この企画は成功していると思います。

医局員の送別会

5名の医局員が関連病院の部長や医員として来月から異動になります。
送別会を先日行いました。

Th_img_6606

Th_img_6615

みんな違う環境にいっても、頑張ってくれることと思います。
大学は医局の中における実家みたいなところやから、いつでも立ち寄って下さいねー。

北大 長山雅晴先生のセミナー

数理のセミナーをしていただきました。
めちゃおもろかった。

Th_17

生命現象を数式でとくことによって、それによってまたあらたな生命現象の理解に繋がる時代が確実に近づいています。

Th_img_6619

Th_img_6621

札幌から遠路お越し頂きまして本当にありがとうございました。

現役工学系教授からみた日本の大学の惨状

この記事、かなり的を得ていると思います。

http://anond.hatelabo.jp/20170323162129

祝日や休日の間にも世界のサイエンスは進んでいるのだと思うと、のんびりできずにじりじり焦っていたあの頃は僕も若かったなあ、、、と。

ということで、僕もだんだん毒されてきています。まずいな。

2017年3月23日 (木)

英科学雑誌 日本の科学研究の失速を指摘

我々がいつも口を酸っぱく言っていることですが、NHKでも取り上げられています。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170323/k10010921091000.html

僕にできる事は、まずは自分の教室からできるだけたくさん研究や留学の機会を持たせることとか、そういう地道なところから始まり、あとは、皮膚科・免疫・アレルギーなどの自分が関わる学術領域において世界できちんと存在感を示す、というような感じのところとか、そういうのを意識はしています。
ただ、免疫などで世界で存在感を示すというのは「かんなり」難しいです。

評価される研究者の皆様へ

河野太郎氏の公式サイトから。
以下の件、心より期待したいです。

https://www.taro.org/2017/03/%e8%a9%95%e4%be%a1%e3%81%95%e3%82%8c%e3%82%8b%e7%a0%94%e7%a9%b6%e8%80%85%e3%81%ae%e7%9a%86%e6%a7%98%e3%81%b8.php

大学の評価、病院の評価など、それで本当にプラスに作用するのであればええのですが、形骸化したものが世の中多すぎますよね。
疲弊するのも無理はないです。

2017年3月21日 (火)

のんびり月曜日

この週末は海外出張もなく、久しぶりにゆっくりできました。
天気もよくて、ただ、花粉症は増悪しましたが。

のんびりとたまったよみたかった論文を読んだり、関係ない小説を読んだり、後輩の論文を直したり、今後の学会発表の準備をしたり、と仕事もはかどり精神的に楽になりました。

週末は、後輩も結構頑張って仕事をしていて、すぐに結果には繋がらなくても、そういう姿勢はいつか必ず実を結ぶと思います。その思いを強く持つことが大切と思っています。

今日は外来ですので朝5時から仕事してます。そうしないと仕事が溜まる一方なので。。。

David Rockefellerさんが亡くなられたんですね。

http://www.nikkei.com/article/DGXLAS0040011_Q7A320C1000000/?dg=1

以前、Rockefeller大にセミナーで招いていただいたときに紹介していただきました。

具体的な金額はわすれましたが、私財の一部を毎年大学に寄付しているとかで、その額がとんでもなかったです(たしかある年にハーバードに100億とか寄附していたと思います)。

日本ではまだなかなかそういう資産家にお目にかかれないですね。

京大だと、稲森さんや山内さん(任天堂)が多大な寄付をしてくださりました。

2017年3月19日 (日)

日本循環器学会で金沢へ

週末は時間が結構とれたので、特に昨日は大学で仕事がはかどりました。
夕方6時頃から日本循環器学会での講演のため金沢へ。
遅めのスタートで、千取寿司にて夕食をとりました。
阪大の循環器内科の先生方とご一緒させていただき、さらにごちそうになってしまいました。
めちゃおいしかったです(藤尾先生ありがとうございました)。

そのあと、二次会にも参加させてもらいました。ロンドン大の大津先生をはじめ、個性派揃いで、あっという間に夜中の2時になってました。
次の日は少し二日酔いでしたが、無事に講演し、その後はまた大学に戻って仕事しています。

17361441_1264532376965745_109276408

大津先生によりますと、研究者はスケベィな人が向いているそうです。
ある意味納得しました。

循環器学会は1万6千人ほどの参加者があるとのこと。
よくぞ金沢で開催したなあ、と感心します。どこもかしこも学会参加章のタグを付けた人がうろうろしていて、金沢の町全体がジャックされている感じでした。

Th_img_6585

金沢駅にまで垂れ幕がありました。

2017年3月18日 (土)

太陽紫外線防御研究委員会で大阪へ

Th_img_6573

ちょっくら大阪まで講演に行ってきました。
紫外線の研究もしばらく続けていましたが、今はちょっと離れてしまっています。
マウスでみている現象がどこまで人の現象とつながるのか、どうにもうまく自分の中で繋がらない点が多くて、うまく消化できていないことに起因します。

またいつか自分の中で機が熟するのを待っています。
Th_img_6575

いい陽気です。
大阪の高層ビルの合間の光を浴びて、元気に生きている事が伝わります。

やがて哀しき外国語 村上春樹著 マラソンについて

マラソン、あるいはマラソンランナーの本質を突いた文章だなあ、と感じます。
小説も面白いけど、彼のこういう文章もすごく好きです。
最近は村上春樹ネタばかりですね。

ーーーーーーーーーーーーーーーー

20170318_132752

Oliver Dreesen先生のセミナー

皮膚のAgingに関してセミナーをしてもらいました。
僕は、基本的には免疫・アレルギーを主軸にしていますが、だからといってそれにこだわり続けるつもりは毛頭なく、そのときに一番面白いと思えることをやればいいと思っています。
あとは、教室の若いメンバーの興味の対象とどうすりあわせられるか、ということくらいに気をつけているくらいです。

Agingも数年前から興味は持っていて、少しずつ始めていますが、何かもう一つ大きな突破口が見つからないか模索しているところです。

Oliverの話にはいくつかヒントになりそうなところがありました。
こういういい友人を持ててていることはありがたい事です。

Th_img_6554
Th_img_6555
Th_img_6560
京大は徒歩圏内にいいお店が幾つかあります。
お庭がとてもきれいです。

55年間機密扱いだった核実験の様子を収めた750本のフィルムが機密解除されて一部がYouTubeで公開される

見れば感じるはずですので、僕がとやかくコメントする必要はないでしょう。。。

http://gigazine.net/news/20170316-declassified-nuclear-test-film/

2017年3月17日 (金)

不正乗車はむしろ「放置」したほうが公共交通は便利になる、という例

http://wired.jp/2017/03/15/ignoring-fare-evaders/

民意が高ければ、という前提ですが。
北欧などであれば、十分それで回るという気がします。

日本はどうかな、、、。最近スーパーのレジで同様のシステムを見かけますが、実際のところその効果がどうなのか気になります。

「運賃を払っていない乗客を排除しようとする努力をやめ」というところが僕は気に入っています。悪いことを使用という人は一定割合いて、その人を排除するためにシステムをがんじがらめにすることによって、一般の人が不便を被るような社会は生きにくいといわざるを得ないです。

大学もいろいろなルールがありますが、これはどんどん増えていると思います。「悪いことをしようとしてもできないようにする」のが目的なのでしょうが、本気で悪いことをしようとしている人はどんなことをしても抜け道を探してくぐり抜けるでしょうに。。。

2017年3月16日 (木)

プロの研究者になるために必要な素養とは?進路に迷っている人が「自分が研究に向いているか向いていないか」を判断するためのチェックリスト14項目

なるほど、と思います。
僕も同じ事を考えています。

http://scienceandtechnology.jp/archives/9571

是非お立ち寄りください。

僕たちが何者でもなかった頃の話をしよう 永田和宏著

永田先生と、山中先生・羽生棋士・是枝監督・山極総長との対談をまとめたものです。
みなさま魅力的な人達ばかりですので、楽しく読めます。

何より凄いと感じたのは、永田先生が4人の方の魅力をうまく引き出されていて、研究者であり歌人という感性の鋭さです。

山中先生との対談で「純粋に喜べるのは若者の特権」という件がありますが、本当にそうですね。特に自分で実験をするのを止めてからそういうのが失われてしまい、自分はそれをランニングで補填している気がします。

あと、研究者である我々にもっとも良き示唆を与えてくれたのは羽生棋士でした。
「挑戦するときに気をつけないと行けないのは、ミスをしないことでなく、ミスをした後にミスを重ねて傷を深くしないこと」とあります。ゴルフでも同じですね。研究の場合は、メカニズムの詰めをしているときに本質とは違う方向にすすんで行ってしまっていることがあります。一歩後退する勇気も必要ですがそれがなかなかできないです。
あるいは、テーマそのものがあまり良くない事もあり得ませんが、一旦始めてしまうとそれをどう片を付けるかきめられずずるずる行く場合も多いです。
また、挑戦を続けていくために必要なのは、「様々な種類の物差しをもつこと」とあります。
僕も全く同感で、様々な種類には、時間的な要素も含まれます。数年かけて目標を達成させることが社会では求められますが、それに耐えられない人をよく見かけます。僕はアトピー性皮膚炎の研究なんて20年くらいやってますが、それでもまだ課題が残ってますから。
ほか、「クリエイティブになるには先入観を頭の中から完全に取り除くことが大切」とあります。若い人は中途半端な先入観に支配されて挑戦もできず、クリエイティブにもなれず、、ということが多いです。僕はこの点は、結構自信を持っていて、なにしろ「記憶力が悪い」という特技があります。

いずれにせよ、羽生棋士と永田先生の対談は素晴らしいので是非読まれるといいと思います。

2017年3月15日 (水)

小林隆先生の御来京

京大の皮膚科の同門の小林隆先生が大学をご訪問してくださりました。
また、いろいろな教科書をご寄付していただきまして、大変感謝いたしております。

もうすぐ90歳とはとても思えませんでした。

Th_img_6547

(ちなみに小林先生が皮膚科に入局されたころは、泌尿器科と一緒だったそうで、腎臓摘出とか膀胱鏡とかまでroutineにやられていたそうです)

AAAAI 5km runwalk

チャリティーイベントに参加しました。

http://results.active.com/events/aaaai-foundation-5th-annual-5k-run-walk

5kmですが結構up and downがきつくてタイムはイマイチ。。。。
3位だったので表彰されました。

Th__20170315_182943


Th__20170315_182954

1位と2位の人は別格に速かったです。

2017年3月14日 (火)

村上春樹 南京大虐殺について (騎士団長殺し)

まず、

http://www.zakzak.co.jp/society/domestic/news/20170309/dms1703091130007-n1.htm

等をサイトをみると

ーーーーーーーーーーー

 論議を呼んでいるのは第2部、謎に包まれた登場人物「免色(めんしき)」のセリフ。ある人物の過去を語る中で、〈南京虐殺〉に触れ、主人公の肖像画家に対し、日本軍が降伏した兵隊や市民の大方を殺害したなどと説明。〈おびただしい数の市民が戦闘の巻き添えになって殺されたことは、打ち消しがたい事実です。中国人死者の数を四十万人というものもいれば、十万人というものもいます〉と語っている。

 南京事件の犠牲者数について、中国側は「30万人」と主張。日本では近年の研究でこれが誇大だとの見方が定着しており、「事件」というほどの出来事はなかったとの意見もある。

 こうした歴史研究の現状もあり、発売日の2月24日には作家の百田尚樹さんがツイッターで、〈これでまた彼の本は中国でベストセラーになるね。中国は日本の誇る大作家も「南京大虐殺」を認めているということを世界に広めるためにも、村上氏にノーベル賞を取らせようと応援するかも〉と皮肉った。ネット上の掲示板では、「中国が主張する30万人より多い」といった非難の書き込みと、「小説と歴史検証本を一緒にしたら駄目」などと静観する声が交錯している。
ーーーーーーーーーーー

とあります。あくまで「騎士団長殺し」はフィクションですから、あまりこの件でごちゃごちゃ言うのは筋違いかと思いました。

一方、「辺境、近境」という紀行文の中で、村上春樹氏は、ハイラルにおける日本軍の虐殺について、以下のように述べています。
僕もそう思います。

ただ、中国政府の反日政策にも辟易してきましたが。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

彼 の 言う こと が どこ まで 正確 な 歴史的 真実 ─ ─ 本当に 一 万人 も 殺さ れ た のか という よう な こと ─ ─ なのか、 もちろん 僕 には ここ で きちんと 証明 を する 術 も ない の だ けれど、 少なくとも ハイラル に 住む 中国 の 人々 は それ が 歴史的 真実 だ と 今 でも はっきり 信じ て いる よう だ し( だいたい 同じ 内容 の 話 を 現地 で 複数 の 人 たち から 聞い た)、 結局 の ところ それ が いちばん 重要 な こと では ない の だろ う かと 僕 は 思う。 戦争 中 に 日本 の 軍隊 が 中国 の 他 の 地域 で やっ た あまり にも 数 多く の パラノイア 的 な 行為 から 類推 し て、 そういう こと は たしかに( あるいは かなり 高い 確率 で) ここ でも あっ た の だろ う し、 その とき に 死に い たら しめら れ た 中国人 の 数 が たとえ 一 万人 で ある に しろ、 五 千人 で ある に しろ、 二 千人 で ある に しろ、 その 数字 の 変化 によって 今 ここ に ある 事態 の 本質 が 大きく 変わる もの では ない。

村上 春樹. 辺境・近境(新潮文庫) (Kindle の位置No.1873-1880). 新潮社. Kindle 版.



ラジオ日経へ

わずか40分ほどの会議のためではありますが、東京へ。

帰りは元BOSSのM先生と、天丼屋へ。
食事の前に、神妙な面持ちで「今ダイエット中なので、ビールは飲まない」とのこと。
あっさり「僕はビールを飲みますが、、、」と御返事したところ。
以下のような状況に。

Th_img_6509

ダイエットは似合わないですし、やはり、ビールは天丼に必須です。
しかしながら、天丼だけでなく、ざるそばと、さらに天ぷらが注文されているあたり、さすがです。

(ごちそうになりました。ありがとうございました。)


2017年3月13日 (月)

3日連続の時間の流れとの齟齬

金曜日は東京で講演でしたので、例のごとく、大学から京都駅に向かってジョギングしました。途中で暑くなってきたので(もう春を感じます)、ランニング用の手袋を外してズボンのポケットにいれ、そしてようやく駅に着きました。すると、片方の手袋がなくなっている(落とした)ことに気づきました。数年使ってきたものなので、ずいぶん愛着があります。せいぜい最後の1kmのところで落とした訳なので走って探しに戻ろうかと思ったのですが、そうすると新幹線にも遅れ、どうにもぎりぎり講演に間に合いそうもない。仕方なく諦めました。

次の日は、京都に戻って皮膚科学会の京滋地方会です。その前にどうしても仕上げたい仕事があったので早めに起きて、新宿から品川経由で京都に向かいました。新幹線に乗った後、仕事をしようと思ったら、大切なパソコンをホテルに忘れてきたことに気づきました。品川から名古屋まで途中で止まりませんので、名古屋からもう一度ホテルに戻ると、今度は京滋地方会に間に合いません。仕方なく諦めました。そのあとも、コンピューターをどうするのか、それに、夕方は京大の泌尿器科でのセミナーがあったので、それにどう対応するべきか一悶着ありました。

3日目は、和歌山県立医大の皮膚科教授の古川福実(僕のパソコンはふくみといれると福美とでるのでよく誤記してしまいます。古川先生ご容赦くださいませ)先生の退官記念の大阪地方会でした。和歌山へ朝向かいました。プログラムをみると、和歌山県立医大の講堂で開催されるとあったので、紀伊三井寺駅まで行って、そのあと春の陽気の中、てくてくと学会場(と思われるところ)に向かいました。しかしそこは廃墟のようなたたずまいで、誰もいません。よくプログラムを見れば二日目は和歌山駅に隣接したグランビアホテルでの開催でした。googlemapで和歌山県立医大からグランビアホテルまでの距離を調べると5km少々。本来なら楽勝で走れるのですが、走ると古川先生のご講演に間に合いません。さらに、JRは30分に一本しかなく、これを利用しても間に合わないことが判明し、タクシー(これを見つけるのにも結構苦労しました。結局紀伊三井寺駅前戻りました)に乗って学会場へ。

古川先生のご講演には間に合い、これで少しは流れも変わるでしょうか。。。

明日どんなことが起こるのかと考えるとちょっと怖いです。

Th_img_6501
昨日、もう片割れをさがしましたが、見つからず。。。

2017年3月 8日 (水)

海外出張

無事に伊丹空港に着きました。
アトランタのホテルをでて約24時間です。
いつも海外出張から帰ってきたときはぐったりしていて、できるだけ海外出張はへらしたい、と心底思うのですが、苦しみをすぐ忘れてしまう質なので、何度も同じ思いを繰り返しています。

いつも悩ましいのは、どういう経路で出張するかです。
今回は、アトランターサンフランシスコー成田ー伊丹と乗り継ぎました。
一つの大きな失敗は、アトランターサンフランシスコ間が5時間近くかかって、長すぎたことです。二度のlong flightは精神的に疲弊しました。

あとは、サンフランシスコから関空への直行便を使うべきだったかも知れないということです。ただ、この場合はunited airlineになります。それだったら、一度東京を経由してもANAを利用したい、という思いが今回はまさったのですが、かなりサービスなどが悪くても米系の航空会社を使って直行便の方が楽だったかも知れません。

しかしながら、関空から京都までもJRはるかで90分もかかるんですよね。。。
一方で、伊丹から京都へのアクセスももの凄く悪いし、そういう意味では京都は不便です。

α5 nicotinic receptors link smoking to schizophrenia

Nat Medからですが、

links.ealert.nature.com/ctt?kn=7&ms=NTM1NzQwMDAS1&r=MTc2NTQ3NjczNgS2&b=0&j=MTEyMTI0NDQxNQS2&mt=1&rt=0

ニコチンにより統合失調症が軽減されるという話。
たばこの効用とも言えますね。

このニュースは、愛煙家の家内には教えないでおこうと思います。

日本政府観光局 MICE アンバサダー

こういう仕事も、訳あって始めております。
とりあえず楽しくやっていこうと思います。
20170308_160105

20170308_160051
20170308_160113
20170308_160142

2017年3月 6日 (月)

Debate能力

自分の中で、今、もっと鍛えないといけないと思うのは、debate能力です。
presentation能力は、努力に比例して比較的短期間で伸びると思いますが、質疑応答や、そもそもlobbyでのdiscussionや、論文の査読を受けているときのreviewerとのやり取りなどでdebate能力は非常に重要と思います。
そして、自分を含めて日本人は一般的にへたですし、押しが弱い。随分と損することが多いです。一部の海外の人は、日本人のそういう奥ゆかしさというかdebateが下手なところを理解してくれてむしろそういうところを高く評価してくれることもないわけではないですが、やはりこの武器は鍛えておくに越したことはないです。

学生時代を思い返すと、ESSクラブの中でdebate部門というのがありました。こういう活動を、僕は法廷劇のように感じ、近づかなかったのですが、そういうところに身を置くことも重要だったかな、と思います。
いまさら後悔しても遅いので、少しずつ、身につけようと思っていますが、なかなか難しい。ともあれ、海外では、できるだけ自身の意見は正確に伝えようと心がけています。

先日村上春樹氏の「やがて哀しき外国語」を読んでいたら、以下の様な文章に出会いました。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

外国人 に 外国語 で 自分 の 気持ち を 正確 に 伝える コツ という のは こういう こと で ある。  
( 1) 自分 が 何 を 言い たい のか という こと を まず 自分 が はっきり と 把握 する こと。 そして その ポイント を、 なるべく 早い 機会まず 短い 言葉 で 明確 に する こと。  
( 2) 自分 が きちんと 理解 し て いる シンプル な 言葉 で 語る こと。 難しい 言葉、 カッコ いい 言葉、  思わせぶり な 言葉 は 不必要 で ある。  
( 3) 大事 な 部分 は できるだけ パラフレーズ する( 言い換える) こと。 ゆっくり と 喋る こと。 できれ ば 簡単 な 比喩 を 入れる。

AAAAIへ

OrlandoからAtlantaへ移動しました。
AAAAIに参加することが目的です。
AAAAIは米国のアレルギー学会のことで、その年次大会への参加しています。
JACIのeditorをしていますので、会議が結構あります。
今朝は6時半からJACIのinternational advisory board meeting、お昼にassociate editor meeting、夕方にreviewer's forum and receptionがあります。

その合間には、lectureを聞いたり、ポスターを眺めながらいろいろなことを空想しています。

Th_dsc04784
昨日はAAAAIに参加している日本人の夕食会がありました。
国際学会にいくと、他大学の人との交流が取れることも一つの魅力です。以前は海外の学会に参加していながら日本人でつるむことをよしと思っていませんでしたが、今はむしろ逆の考えです。
ということで、人のいうことなんて当てにならないと言うことです。もっとつっこんで言うなら、このブログで書かれていることなんて、もっと当てにならない、ということでしょう。
Th_img_6349

トルコ料理のレストランでしたが、味は非常によかったです。
成育医療センターで研究している織茂先生がベリーダンサーと一緒におどってました。この写真はピンぼけというわけではなく、ベリーダンサーの腰の動きが速すぎてピンぼけっぽくなっているだけなのです。

Th_img_6326

時間が前後してますが、Orlandoの学会場近くのpubで。
一仕事終わった後にはビールが一番。

Th_img_6331

AAD学会の企業展示ブースにて。
米国の皮膚科学会のブースはアレルギー学会の3-4倍の規模でした。特にcosmeticsとbiologics関連企業の勢いは凄いです。

Th_img_6337

AADでは、京大の先輩で現在コロラド大で皮膚科教授をされている藤田先生と、シアトル在住時にお世話になったFreckman教授と偶然お会いしました!

Th_img_6342

Orlandoの空港にて。騎士団長殺しの第二部も半ばを過ぎ、別れがつらくなってきています。
ただ、この本を読んでて改めて思いましたが、彼のジャンルって、独自の世界はあるけれど、やっぱ大衆文学だから、ノーベル賞ってどうなんだろう、って。特にこういうジャンルの作品を毛嫌いしそうな女性(男性ももちろんいるはず)はいそうで、とくにそういう人が選考委員にいたら、きびしいんだろうな、と。




騎士団長殺し 村上春樹著

米国出張の機内や空き時間をフル回転させて読み終えました。
第二部の半ばを過ぎたあたりから、読み終えるのが惜しくて仕方なくなり、ゆっくりゆっくり読み進めていきました。

村上春樹のねちっとしたところを時に鬱陶しくも感じつつ、それでもやはり彼の世界観は好きだな、、と。
今回も完全に引き込まれてしまい、そこから抜け出したくなくなりました。読書が終わると、なんだか大切な友人を失った様な気分になるのはなぜだろう。。。

第三部を期待しながら読み終えましたが、今回はさすがになさそう。僕の中では、十分に納得し終えました。

AADにて

Orlandoでは、いくつも小さなclosedのmeetingに参加しました。
この10年で尋常性乾癬に対するBiologicsが使われるようになりました。
これは発症機序におけるリウマチとの疾患との共通性があったことも、開発の推進に繋がったと思います。

これからしばらくはアトピー性皮膚炎をはじめとするアレルギーに注目が集まりそうです。喘息や食物アレルギーなどのアレルギー全般が発症機序を共通しているので、この領域は一気に新たな薬剤の開発が進むと思います。

国内の製薬企業もがんばっていますが、欧米の製薬企業の開発能力、とくに臨床試験を実施する上でに資金力は際立っています。
それ故、これまでは、臨床開発は欧米を中心に進みました。

今、僕が強く意識していることは、phase IやIIなどの初期の臨床試験から日本も積極的に関わっていくべきだ、ということです。できれば日本から出たシーズが臨床試験に入ることがベストですが、そうでなくても、薬剤開発において日本の存在感をきちんと示すことは、いろいろな意味で大切と考えています。

そのためには、internationalなレベルで信頼を獲得することが大切で、これは簡単ではないのですが、そのためにeffortを注ぐようにしています。

具体的には、global担当の製薬会社の人とのcommunicationを増やし、こちらの意見をしっかり述べること(これまでの多くの日本人はあまり意見をいわないので、せっかくinterviewしても、いいdiscusionができないということが多かったようです)を心がけています。
また、自分の持っている知識を出し惜しみせずに、openなつきあいをするようにもしています。
さらに、仕事以外の話も楽しくするようにしています。

少なくとも、アトピー性皮膚炎の領域においては、日本が無視されることなく、というよりも、欧米と対等な関係が築けるようにしたいと思っています。

ということで、わずか2泊のOrlando滞在でしたが、いろいろな方とmeetingをしてきました。これは日本のpresenceを示すためだけでなく、アトピー性皮膚疾患の治療の選択肢が増える事で、患者さんに還元できることにも繋がるはずです(ただ、薬価が高い新薬が多いので、これはこれで問題なのですが)。

2017年3月 3日 (金)

American Academy of Dermatology meeting in Orlando

AADの会議に出席のためアメリカのオーランドに来ています。
昼の2時頃到着しましたが、今日だけでも3つ会議があります。
そのあと、日本での会議にテレカンで参加するので(こちらで夜中の1時から)、寝不足ではありますが、きちんと頑張ろうと思います。

ちなみにこのAADは初めての参加なのですが、毎年1万人以上の参加があるようで、規模が随分大きいです。ただ、米国の皮膚科は、研修プログラムに入るのはとても難しいのですが、アカデミアで残って楽しむ人は皆無に等しく、専門医を取って間もなく開業したりしてしまう人が多いです。給料も破格。それ故過、ワシントン大やUCSFで一緒だった超優秀だった同僚もほとんどが開業してしまいました。
それに伴ってか、学会参加費が15万位しました。これもまた破格。。。

Th_img_6308

アトピー性皮膚炎のかゆみ治療

アトピー性皮膚炎に限らないのですが、皮膚科の外来患者さんの多くがかゆみを主訴に来院されます。炎症に対するステロイド外用はもちろん治療の柱なのですが、かゆみを標的にした治療の選択肢はもっとあってもよいはずで、そのような中、アトピー性皮膚炎のかゆみにはIL-31の関与は無視できないと考えています。

IL-31の受容体に対する中和抗体は、まだphase IIが終了したところではありますが、有効性が確認されました。その結果がNew England Journal of Medicineに掲載され、
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/28249150
これからのphase IIIや薬事承認に向けて、これからも何らかの形で貢献したいと思っています。

20170303_05324

2017年3月 1日 (水)

ジョー・プライスさんの私の履歴書

今でも日経を購読していますが、大きな理由の一つが私の履歴書。
ただ、数ヶ月に一度くらいしか読みたいと思う人物が出てこないので、それは残念ですが。

今月はジョー・プライスさん。
http://www.nikkei.com/paper/article/?b=20170301&ng=DGKKZO13474550Y7A220C1BC8000
めちゃくちゃ興味があります。

«臨床免疫学会 midwinter seminarの写真

アマゾン

かばの本棚

2017年5月
  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31